焦点工房は6月30日、ライカ製レンズ「Summicron 35mm F2 1st」に可能な限り近づけて復刻したという交換レンズ製品「LIGHT LENS LAB M 35mm f/2」の取り扱いを発表し、同日発売した。仕上げのバリエーションで2モデルラインナップしており、価格はシルバーが130,000円前後、ブラックペイントが150,000円前後。
LIGHT LENS LAB M 35mm f/2は、ライカが1958年に発売した「Summicron 35mm F2 1st」を可能な限り再現することを目指して開発された交換レンズ製品。オリジナルモデル同様にダブルガウス式の6群8枚構成を採用しており、レンズに用いるガラス硝材やコーティングまでオリジナルモデルを研究して再現。さらにコーティングや無限遠位置でのピントリング固定方法も踏襲し、写りや操作性において高い再現性を実現したとしている。
鏡筒素材には、アルミ合金だったオリジナルモデルよりもさらに質感を高めるため、真鍮を採用。ブラックペイントとシルバーをラインナップしており、両製品ともに赤い距離目盛を搭載する。また、レンズの取り付け指標にはルビーを用いることで高い重厚感と高級感を備えたとしている。
- マウント:ライカMバヨネットマウント
- 焦点距離:35mm
- レンズ構成:6群8枚
- 最短撮影距離:0.7m
- 絞り:F2~F16
- 絞り羽根:10枚
- フィルター径:39mm
- サイズ:51×28.5mm(最大径×全長)
- 重さ:約260g
あわせて、LIGHT LENS LAB M 35mm f/2と組み合わせて利用できる復刻版真鍮製フードや、コーティングまで再現した紫外線吸収用レンズフィルター、ライカM8・ライカM8.2で発生する色かぶりの低減に役立つ紫外線/赤外線吸収用フィルターもあわせて発売する。