米Googleは6月13日(現地時間)、6月に実施する「Pixel」シリーズの機能アップデート「Feature Drop」の内容を公開した。「Pixel Watch」では血中酸素濃度(SpO2)や心拍数のモニタリング関連の新機能が追加される。新機能は順次配信されるアップデートにより利用できるようになる。
今回「Pixel Watch」の新機能として発表されたのは以下のような内容。
血中酸素濃度のモニタリング
「Pixel Watch」で、睡眠の質に影響する可能性がある夜間の血中酸素濃度を記録できるようになる。また、血中酸素濃度の傾向を長期にわたって追跡することで、アクティビティの状況や高度、健康状態に関連する変化の特定に利用できるという。
なお、「Pixel Watch」はもともと血中酸素濃度センサーを搭載していたが、日本国内では測定ができないようになっていた。今回の機能アップデートでこのセンサーが利用できるようになっても、あくまでも個人の健康管理や情報の記録の支援が目的であり、疾患の診断や治療のための使用を目的とするものではない。また、本機能の利用によりより頻繁な充電が必要となり、また利用にあたってFitbitアカウント/モバイルアプリが必要になる場合があるという。
心拍数のモニタリング
心拍数のモニタリングに、心拍数が異常に高い/低い場合に通知を送信する機能が追加される。この機能の利用にあたっても、血中酸素濃度のモニタリングと同様の注意喚起がされている。
エクササイズ中の一時停止
「Pixel Watch」を装着してランニング/ウォーキング/サイクリングのエクササイズを行っている際、信号での停止や休憩の際に記録が自動的に一時停止できるようになる。運動を再開すると記録は自動的に再開される。
アクセサリの強化
柔らかな曲線とシャープなラインで着こなしの幅を広げる、クラシックウォッチをイメージさせるメタルリンクバンドが6月17日に発売となる。このメタルリンクバンドは「Pixel Watch」の発売直後からGoogleストアで「来春登場予定」として発売が予告されていたもの。カラーはブラッシュシルバー/マットブラックの2色で、付属のツールにより簡単にリンクを脱着してサイズを変更できる。