パナソニックは12月7日、国内の家庭用電気調理鍋で初めて、圧力機能とかきまぜ機能の両方を備えた自動調理鍋「オートクッカー ビストロ」(NF-AC1000)を発表した。発売時期は2023年2月上旬。価格はオープン、店頭予想価格は88,000円前後。
ビストロシリーズは、スチームオーブンレンジやホームベーカリーなどをそろえる、パナソニック調理家電のプレミアムシリーズ。今回発売するNF-AC1000は、自動調理鍋として初のビストロブランドとなる。
NF-AC1000の大きな特徴は、かき混ぜ機能の「鍋底かきまぜ」、圧力機能の「高火力・高圧機能」を搭載していること。
鍋底かきまぜは、鍋底中心に取り付けたかぎ爪のような形をした羽根の回転と、鍋側面に配置する突起(リブ)で食材をひっくり返しながら下からムラなく加熱。メニューに応じて速さや向きを変えられ、やわらかい具材を崩さず、調味料が食材全体にしっかり絡みついて濃厚な仕上がりになるとする。
高火力・高圧機能は、国内家庭用調理鍋で最も高い1,285Wの火力(パナソニック調べ)と、鍋底かきまぜ機能を組み合わせることで、食材を焦がさずに調理できる。また、調理時の圧力は食材に合わせて高圧・中圧・低圧と変えられるほか、最高圧力は約2気圧と高く、魚の骨までやわらかく調理するという。
パナソニックのスマートフォン用調理アプリ「キッチンポケット」と連携することで、100種類以上のオートメニューに対応。初期搭載は25種類で追加メニューは2023年1月に公開する予定だ。
炒め調理や無水調理、低温調理にも対応する。本体サイズはW333×D336×H260mm、重さは約8.2kg。満水容量は4.2L、調理容量は2.4L。炊飯容量は白米が最大5合、玄米が最大4合。