川西拓実(JO1)と桜田ひよりがW主演を務める、映画『バジーノイズ』(5月3日公開)の本ポスター、予告映像が6日に公開された。

映画『バジーノイズ』

■川西拓実(JO1)、初めてのソロ歌唱曲で主題歌もリリース

今回解禁された本ポスターでは、自分の気持ちに素直に生きる潮(桜田)が、人と関わらず音楽を作っている清澄(川西)に新しい“ノイズ”をもたらす作品の世界観を表現するように、潮が清澄にヘッドフォンをかける姿が捉えられた。「生きづらさを抱えた私たちが、初めて出会った、本当の音」というコピーと共に、清澄、潮と出会い新たな道を見つけ出すレコード会社の航太郎(井之脇海)、そしてベーシストの陸(柳俊太郎 ※柳の真ん中は夕)の4人が共に笑い合う姿も映し出されている。

予告編は「人付き合いとか面倒なんで」と、マンションの管理人の仕事をしながら、孤独で静かな世界で1人音楽を奏でる清澄の部屋に、窓ガラスを割って入り込む潮の姿から始まる。「清澄の音楽は初めて自分からいいなって思った」という潮だったが、2人が出会うことで世界が一気に広がっていき、その広がりは「典型的なひとりよがりの打ち込み音楽」と清澄の音楽を批判する航太郎、そして「清澄、音楽やりたい」と有名バンドでベーシストをしていた陸も巻き込んでいくことに。

そうして[AZUR]というバンドで音楽を奏で、“他人”とノイズを響き合わせていく清澄。しかし、そんな清澄の元を突然離れてしまう潮。「傷つきたくない」という思いから1人でいる事を選んできた清澄だったが、今は「鳴らしたい音がある」と決意をする。それぞれにどこか生きづらさを抱え、ぶつかり合いながらも音楽で繋がっている登場人物たちが、エモーショナルで切ない質感で捉えられている。

そして、予告編内で象徴的に流れてくる主題歌は、川西拓実が清澄として歌う「surge」。今回music concept designとして本作に音楽面で深く携わっているYaffleによって手掛けられた楽曲で、いしわたり淳治がこのために詞を書き下ろした。清澄by Takumi Kawanishi(JO1)というアーティスト名での、自身初めてのソロ歌唱曲としてリリースも決定した。

【編集部MEMO】
映画『バジーノイズ』は、むつき潤氏による同名コミックの実写化作。マンションの住み込み管理人をしながら、「音楽を奏でること」だけを生きがいにしている清澄(川西拓実)は、人と関わることを必要とせずシンプルな生活を送っていたが、ある日上の部屋に住む女性・潮(桜田ひより)から、毎日音漏れしていた清澄の音楽を楽しみに聞いていたと打ち明けられる。そして潮が投稿した何気ない演奏動画によって、自分の音楽を誰かに聴かせようなどと思ってもいなかった清澄の世界が大きく変わっていく。監督はドラマ『silent』を手掛けた風間太樹氏が務める。

(C)むつき潤・小学館/「バジーノイズ」製作委員会