2022年10月にTravis Japanとして全世界配信デビューを果たし、俳優やタレントとしても活躍している松田元太。映画『たべっ子どうぶつ THE MOVIE』(公開中)では主人公・らいおんくんの声を演じ、アニメ声優として初主演を飾った。このたび松田とらいおんくんの対談が実現。お互いの共通点やアイドルとして大切にしていることなどを聞いた。
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Travis Japanの松田元太(左)とらいおんくん
1978年の発売開始より長らく愛され続ける国民的おかし「たべっ子どうぶつ」がフル3DCGアニメーションとして映画化。おかしと人間が仲良く暮らすスイーツランドを舞台に、歌って踊るスーパーアイドルのたべっ子どうぶつたちが、世界征服を狙う最凶わたあめ軍団に立ち向かう。
――松田さんは演じたらいおんくんと似ているなと感じる部分はありますか?
松田:アイドルという部分では同じ職業ですし、ステージに立ったときのスイッチの入り具合は似ていると思います。らいおんくんはリーダーで、僕はリーダーではないですが、グループの一員としてファンのみんなの前に立つ気持ちはすごくわかりましたし、その裏側とか、ちょっとした言い合いとか、仲間との絆みたいなものは共感できる部分がたくさんあり、テンション感もすごく似ているなと思いました。
――性格面はいかがですか?
松田:性格はだいぶ違う気がしています。らいおんくんはリーダーになろうと頑張っていて、突っ走ってたくましい姿を見せたいんだろうけど空回ってしまっている感じもらいおんくんの良さというか、かわいらしいなと。自分はグイグイいくのが苦手で、誰かの後ろでいいやという感じなので、そこは違うなと思いました。
――らいおんくんは松田さんと似ていると思いますか?
らいおんくん:同じスーパーアイドルというところでは、人を笑顔にしたり、人を楽しませたりするのは僕も好きで、エンターテイナーというところは似ていると思います。また、元気で明るいところも僕と似ているなと思いました。
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アフレコに挑むぺがさすちゃん役・高石あかり、らいおんくん役・松田元太、ぞうくん役・水上恒司(左から)
なるべく素でいるように「背伸びしすぎず、今の松田元太を届ける」
――松田さんがアイドルとして大切にしている心構えを、らいおんくんに教えてあげてください。
松田:着飾らないとか、なるべく素でいるようにしています。その方が楽しいですし、背伸びしすぎず、今の松田元太を届ける。今というこの時間にちゃんとフォーカスを向けて活動しています。
――いつ頃から着飾らないというのを意識するように?
松田:すごく最近かもしれません。今開催しているツアーが始まったぐらいです。今年になってから、飾りすぎない方がいいなと。もちろんステージに立ったときはちょっとアイドルモードになりますが、無理にオンにもしてないし、無理にオフにもしてないし。衣装を着たらちょっと気分も上がるし、メイクをしたらビシッとしたくなるしという感覚で、その環境を楽しみたいなと思っています。
――何かきっかけがあったのでしょうか。
松田:いろんなお仕事をさせていただく中で、自分の気持ちに素直になればいいなと。一個一個楽しんで活動していこうというのを軸に持つようになってから、すごく楽しめるようになり、見ている方にも普通に自分が楽しんでいる姿を見てもらえたらいいなと思っています。
――らいおんくんは松田さんのお話を聞いていかがですか?
らいおんくん:非常に励みになります。僕も着飾らず素で楽しんでいる姿を届けられたらと思います。