女優の広瀬すずが主演を務める映画『水は海に向かって流れる』(9日公開)のインタビューとメイキングを収めたスペシャルムービーが9日、公開された。
同作は田島列島氏による同名漫画の実写化作。高校への通学のため、叔父の家に居候することになった高校1年生の直達(大西利空)は、親に黙って脱サラしたマンガ家である叔父(高良健吾)、女装の占い師(戸塚純貴)、海外を放浪する大学教授(生瀬勝久)、そしてどこか冷めていて笑わない26歳のOL榊さん(広瀬)と、曲者揃いの人物とシェアハウスで暮らすことになる。共同生活を送るうち、日々を淡々と過ごす榊さんに淡い思いを抱き始める直達だったが、「恋愛はしない」と宣言する榊と自分との間には思いも寄らぬ因縁があることを知る。
今回公開された映像には、榊さん役の広瀬と直達役の大西のクランクインや豪快な料理シーンのメイキング、インタビューを収録。初のOL役となる広瀬は、「なんで私なんだろう?」「新鮮すぎて試されてるのか?」とおどけたように話しながらも、8歳年下の大西との共演が、今までになかった不思議な感覚で楽しみであり、出演を決めた大きな理由のひとつだったと明かした。
一方、約400人の中からオーディションで役をつかみ取った大西は、「こんな大役だってことが分かってなくて。原作を見たときに、やばっ! って思っちゃって……」と15歳(撮影時)らしい素直な本音を吐露。広瀬の演技について「次元が違う」「どんな表現の仕方でも『うわ……』って思う、すばらしい方だった」と感銘を受けていた。