女優の広瀬すずが、20日に開催された授賞式「エル シネマアワード2022」で、今年の映画界で最も輝いた女優に贈られる「エル べストアクトレス賞」を受賞した。
本アワードは2005年から始まり、ファッションメディア『ELLE』がその年に公開された映画作品を独自の視点で選定する映画賞。日本の映画界で輝く女優に贈る「エル ベストアクトレス賞」、優れた監督に贈る「エル ベストディレクター賞」、今後の活躍が期待される女優に贈る「エル・ガール ライジングアクトレス賞」、今年目覚ましい活躍をした男性に贈る「エル メン賞」の4部門が設けられている。
広瀬は、「エル べストアクトレス賞」を受賞。受賞作となった映画『流浪の月』では、松坂桃李とW主演を務め、誘拐事件の“被害者”というレッテルを貼られて生きてきた女性を熱演した。
受賞コメントは以下の通り。
■広瀬すず
作品を賞という形でいただけたことは素直にものすごく嬉しいし、ありがたいなと思います。そんな風に1人でも多くの方に自分が出た作品を通していろいろなものを届けられたんだなと実感できました。
『流浪の月』はいまだに、きちんと観ることができないんです。共演者の方や、撮影チームが韓国から来てくださったので、自分にはない引き出しを発見できて、すごく刺激的な作品になっているので、自分自身では見返すことができていないです。今までは心の支えになるような作品が多かったのですが、何か自分を奮い立たせたいときに見る作品だなと思っています。感情に触れる瞬間までストイックに全員が向き合っていくというのは、かなりぜいたくで心強い現場でした。
来年は、自分発信でいろいろできたらいいなと思います。私は自分から積極的に行動するよりも人についていくタイプなので、2023年は25歳になり、仕事を始めて10年経つので、ちょっとずつ自分自身でも動いていかなきゃ、自分で何か作っていかなきゃという気もしています。もうちょっと前のめりに(笑)。その行動力がほしいなと思っています。