映画『耳をすませば』(10月14日公開)のティーチインイベントが4日に都内で行われ、松坂桃李、中川翼、平川雄一朗監督が登場した。

  • 左から中川翼、松坂桃李、平川雄一朗監督

    左から中川翼、松坂桃李、平川雄一朗監督

同作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。

客席から質問を募集し「学生時代に戻れたら何がしたいか」、そして現役で学生の中川には「今何をしている時が楽しいか」という問いが飛ぶ。中川が「『デュエル・マスターズ』というカードゲームやってる時です。よく弟と戦ってたんですけど、やっぱ勝っちゃうんですよ。負けたせいで弟が飽きちゃって、僕は1人で2人分を回しています。自分で交代して『ドロー!』とか」と明かすと、松坂は「めっちゃくちゃ面白くないじゃん! 全部自分でやるんでしょ?」とツッコミ。中川は「わかるけど、どのデッキが1番強いかやってみたり。何回もやってたら、ある日1番弱いやつが勝つんですよ。何百回に1回の確率で来て、その時に『うわー、つえー!』という」と楽しみ方を説明し、松坂は「弟くんも復活してほしいです。対戦相手見つけたいね」とコメントしていた。

また、平川監督から「ゲーム以外で」と条件をつけられた松坂は、「ゲームを取り上げられると、学生時代に楽しい思い出あったかなあ」と苦笑。「バスケ部でバスケを始めたきっかけが『SLAM DUNK』だったんです。スラムダンクで自分が好きなのは宮城リョータというPGで、そのドリブルを真似してる時が楽しくて、漫画と同じ技ができるとか、好きな登場人物がやってることを自分もできるようになると楽しいという感覚がありました」と振り返った。

『耳をすませば』とは別配給ながら、映画『THE FIRST SLAM DUNK』が上映されることについて、松坂は「今日、声優さんが発表されるらしいですよ。総とっかえと聞いております」と情報もキャッチしている様子。「当時のファンからしたら衝撃すぎて、誰が来るんだろう? 番宣の時はお手伝いさせていただきたい! 一切出てないんですけどね」と熱く語った。