映画『グリーンバレット』(8月26日公開)の完成披露試写会が26日に都内で行われ、和泉芳怜、山岡雅弥、天野きき、辻優衣、大島璃乃、内藤花恋、伊能昌幸、阪元裕吾監督が登場した。

  • 左から阪元裕吾監督、和泉芳怜、山岡雅弥、天野きき、辻優衣、大島璃乃、内藤花恋、伊能昌幸

    左から阪元裕吾監督、和泉芳怜、山岡雅弥、天野きき、辻優衣、大島璃乃、内藤花恋、伊能昌幸

同作は新進気鋭監督・阪元裕吾による殺し屋の日常を描くフェイクドキュメンタリー映画として今話題の『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』のスピンオフ企画で、先日グランプリが発表されて大きな話題になった「ミスマガジン2021」。見事グランプリに輝いた和泉芳怜、ミスヤングマガジンの山岡雅弥、ミス週刊少年マガジンの天野きき、読者特別賞の辻󠄀優衣、審査員特別賞の大島璃乃、内藤花恋のミスマガジン2021の6人が主演を務める。

本作は、2021年公開のモキュメンタリー映画『最強殺し屋伝説国岡[完全版]』の続編となるが、そのことについて「(続編の)予測はしていました」とキッパリ語った阪元監督は、「ただ違うプロットを3つぐらい考えていたんですが、そこから急に違う企画が走って。じゃこれが2なのかなという感じでできたんですが、それが今、一番いいタイミングでできたかなと思っています」と充実した表情。一方の伊能も「最初に話していた時は、2は新人の殺し屋研修みたいな話ではなく、1の規模が大きくなって。銃弾の量が増える、みたいな話になるのかなと思っていたんですけど、けっこう予想外の形でこの日を迎えることになりましたね」と語る。

その後、ステージに登壇したミスマガジン2021の6人は、劇中で披露した青のジャージ姿で登場。今年3月に行われた撮影では、24時間一緒に共同生活を送っていたという6人は、口々に「楽しかったです!」と笑顔。阪元監督が「ケンカはしなかった?」と心配そうに尋ねるも、和泉は「ケンカはありませんでした! でも疲れた時はこの子はこういうテンションになるんだなと気付いたり。普通にグラビアをやっていたら見えない一面とかも見ることができましたね」と返答。さらに天野が「沈黙さえも気まずくなかった」と続けると、辻も「全員、家族みたいだった」と証言。その言葉を聞いた阪元監督が「すばらしいですね」としみじみ語ると、その様子に6人も思わず笑顔を見せた。

そんな6人の女性陣との共演に「撮影初日はめちゃくちゃ難しいと思いましたね」と振り返った伊能だったが、「でも実際に撮影現場では、教える側の役なので距離が近かったんです。だから撮影中にしゃべるのが先で、休憩時間に普通の話をしてという感じで。意外に初日からすんなりと話せましたね」と撮影の様子を明かした。

本作で本格的なアクションに挑戦した6人。天野が「アクションは本当に苦労しました。わたしが一番、本当にできなかったんで。大変だったんですけど、美香(山岡)は本当に上手だった」と振り返ると、内藤も「わたしは楽しかったです。アクションはやってみたかったんで、経験できて良かったです」と笑顔を見せた。

本作の見どころについて質問された和泉は「ここで笑えという感じで笑わせるというよりは、カオスなところが何個もあって笑ってしまう感じ。バーッと観てクスッと笑ってもらえたらうれしいなと思います」と語ると、山岡は「わたしがオススメするのはアクション。かなりいいと思うので、アクション好きな方は集中して観てください」とコメント。

さらに天野が「わたしたち6人の役が素に基づいて、似た部分があるので。皆さんも、もしかしたらこういうところが似ているのかなと思いながら、役柄に注目していただけたら」と語ると、辻も「後半になるにつれて、どんどんみんなの仲が深まっていく感じがあるので、そこを観ていただけたら」と物語の流れに交えてアピール。

さらに大島が「個性豊かなキャラクターがたくさん登場して、みんな個性がバラバラなんですけど、みんながどう交わって、最終的にどう成長していくのかというところを観ていただけたら」と語ると、内藤も「少年漫画のような個性的なキャラクターが集まって。作用しあって、ひとつにたどりつく感じが少年漫画のような感じでワクワクします。そうした人間関係とか、それぞれの個性を楽しんで観ていただけたら」とそれぞれに見どころを語った。

そして最後のコメントを求められた阪元監督は「前作も観た方も、今作が初めてという方も。こんなゆるい殺し屋映画があるんだと思うかもしれませんが、締めるところは締めて作ったつもりなんで。8月26日の公開まで盛り上げていただけたら」と観客へメッセージを送った。