EcoFlow Technology Japanは7月25日、「令和4年度青森ねぶた祭」において、日立製作所東北支社が運行する「脱炭素ねぶた」にEcoFlowの製品が採用されたと発表した。
青森ねぶた祭は新型コロナウイルス感染拡大のあおりを受けて中止が続いており、3年ぶりの開催が決まった。開催期間は8月2日~7日。3年ぶりのねぶた祭において、日立は脱炭素ねぶたを初めて運行する。
ねぶたの移動そのものは人力で行われるため、通常のねぶたでも走らせること自体に大きな環境負荷はないが、ねぶたを内側から照らし出すための動力源として、小型のねぶたならガソリン発電機、大型ならディーゼル発電機を搭載するのが一般的だ。
日立のねぶたは例年ならディーゼル発電機を搭載する大型のものだが、今回はソーラーパネルとバッテリーを使ったものに変更する。ポータブル電源「DELTA Pro」8台と専用エクストラバッテリー2台、400Wソーラーパネル10台を使い、ライトアップに必要な電力を再生エネルギーでまかなう。
ディーゼル発電機を使用した前回(2019年)の実績値からの試算では、CO2排出量を最大約170kg削減できるという。なお、悪天候などの事情により十分な充電が難しい場合は、通常のコンセントによる充電を行う可能性がある。