松坂桃李と清野菜名がW主演を務める、映画『耳をすませば』(10月14日公開)の追加出演者が25日、明らかになった。

  • 左から山田裕貴、内田理央

    左から山田裕貴、内田理央

同作は、漫画家・柊あおい氏が少女コミック誌『りぼん』(集英社)で発表した同名漫画を原作に、『ROOKIES卒業』(09)、『ツナグ』(12)、『記憶屋あなたを忘れない』(19)などで知られる平川雄一朗監督がメガホンを握る。原作の世界観を忠実に再現するあの頃(過去)に加え、10年後の現在がオリジナルストーリーとして二重構造で描かれる。

今回、野球部に所属し幼馴染である雫へ好意を寄せている杉村を山田裕貴、杉村へ恋心を抱いている雫の親友・夕子を内田理央が演じることが明らかに。本作では原作で描かれた杉村・夕子の物語の10年後も描かれている。

また中学生時代の2人のキャストとして、杉村役(中学生)にはドラマ『あなたの番です』、映画『るろうに剣心 最終章 The Final』などに出演し、最近では『鬼滅の刃 遊郭編』のEDテーマ「朝が来る」のMVへの出演でも注目を浴びた荒木飛羽、夕子役(中学生)には『糸』やドラマ『ラジエーションハウス』へ出演した住友沙来というフレッシュなキャストが抜擢されている。中学生時代の杉村と夕子のあの印象的な場面を切り取った写真や、25歳となった二人が共に笑顔を見せている2ショット写真も公開された。

山田裕貴コメント

いやぁ、やっと完成しました。
安心しました。
それがまず良かった、本当に良かった。
撮影したのはもう2年前。
この撮影を乗り切ることに、この『耳をすませば』チームはずっと気持ちを繋げたままだったはずです。良かった。お疲れ様でした。
そして、この作品もあの『耳をすませば』の10年後も描かれています。その10年があるから今が、未来が、輝く。そんな、作品になっているんじゃないかと思います。この作品がどんな形で皆さんに受け取ってもらえるか楽しみです。

内田理央コメント

オファーをいただいた時は、小さい頃に観ていた『耳をすませば』の実写化に驚きましたが、10年後のオリジナルストーリーとのことで夢中になって台本を読ませていただきました。原作から10年後という時代背景なので、平成の懐かしさも感じつつ、成長したみんなの姿にちょっとドキドキしながら撮影をしました。
大人になった夕子と杉村の関係性にも是非注目してください。

(C)柊あおい/集英社(C)2022『耳をすませば』製作委員会