映画『大怪獣のあとしまつ』(2月4日公開)のウルトラプレミアイベントが9日に都内で行われ、山田涼介、土屋太鳳、濱田岳、オダギリジョー、西田敏行、三木聡監督が登場した。

  • 土屋太鳳

    土屋太鳳

同作は、特撮映画で倒された怪獣の“その後”を描く完全オリジナル作。首相直属の特殊部隊の帯刀アラタ(山田涼介)が現場指揮の任務を背負わされ、環境大臣秘書官で元恋人の雨音ユキノ(土屋太鳳)とともに、ガス爆発も時間の問題という巨大な死体の後片付けに立ち向かうことになる。

コロナ禍で撮影が途中で中止となり、西田は「1〜2カット残したまま終わっちゃったんですよ。それで1年経過しましたから」と明かす。三木監督は「西田さんがある部屋から出てきて廊下に来る、そこまで1年かかった」と説明し、山田は「ゆっくり歩いたんでしょうね」と苦笑。三木監督は「土屋さんにもそういうカットがあって、ある一言を言う間に1年経ってる。私は気づきますけど、そういうカットがあるんです」と語った。

また映画のタイトルにちなみ「今年こそあとしまつをつけたいこと」というトークテーマでは、土屋が「いい意味で人間関係」とフリップを掲げ、「ネガティブとかじゃなくて、ありがたいことに忙しくさせていただいていて、ご縁のあった方にお礼を伝えられていない。なのでしっかりお礼を伝えて、いい未来につなげていきたい」と語る。

作中ではベテラン俳優の多い内閣組、若い俳優の多い現場組とわかれていたようで、現場での人間関係について聞かれると、土屋は「秘書官なので大人側の方にいて、岳さんや西田さんとご一緒させていただいてたんですが、たまに『あれ、ここは撮影所じゃないのかな?』というようなシーンがありました」とエピソードを披露するものの、あまり反応のない様子に「意味わかってませんよね?」と尋ねる。司会の青木源太アナウンサーがきっぱり「はい」と答えると、山田は「そんなはっきり言わないでください」とフォローのツッコミ。土屋はネタバレを気にし、赤面しながらも「すごく面白いです、皆さんが。それだけは言えます」と濁していた。さらに土屋は「オダギリさんとはあまりお会いできなかったんですけど、山田さんとはご一緒させていただいて。こんなに役が染み込んでいる方がいるんだと思うぐらいで。ありがたかったです」と感謝していた。