OSがアップデートされる度に種類が増えている、Apple Watchの文字盤デザイン。それぞれの特徴や使いこなしのポイントを紹介します。今回は「フラックス」です。

大きな数字と強烈な色が目を引く「フラックス」

  • 2色のカラーとと独特な数字デザインが特徴の「フラックス」の文字盤

iOS 18で追加された「フラックス」は、特徴的な書体の大きな数字で時・分を表示し、上下のカラーの塗り分けが1秒ごとに変動することで秒を表現する文字盤です。大胆に形を変える数字のフォルムや、ビビッドなカラーの組み合わせによって、1日中さまざまな表情を楽しめます。

スリープ中(手首を下げている間)は数字の枠線のみ表示される形になりますが、Apple Watch Series 10以降なら、スリープ中も1秒ごとに輪郭の色が下から上へと変わっていきます。

情報量と実用性

コンプリケーションのない時刻表示のみのデザインのため、文字盤での情報チェックはできません。画面いっぱいに時刻の数字が表示されるので目には入りやすいのですが、グラフィカルな加工のために読み取りやすいとは言いにくいデザインです。実用性よりもアクセサリー感覚で、カラーを身につけるような使い方に適しています。

おススメの使い方

カラーの組み合わせが豊富に用意されており、コントラストの強いビビッドから、同系色、グレー系まで、バンドやファッションに合わせて選択できます。シンプルに見えて意外に手の込んだ、デジタルガジェットらしさが活きた文字盤を使いたい方におススメです。

アレンジ例

  • ビビッドカラーを組み合わせた例。カラーをデフォルトの「ダイナミック」に設定すると、1分ごとに色の組み合わせが切り替わります

  • 枠線のみ表示させるスタイルや、同系色の組み合わせもあり。ちなみに、正時(0分)には「時」のみの表示を見られます

「フラックス」文字盤のバランスは?

  • コンプリケーションはなく、表示される情報は時刻のみ。デザインや動きをを楽しむことに振り切った文字盤です