自宅時間が重要視されるようになったためか、近年は自宅で気軽に使えるマッサージ製品の人気が高まっています。ドリームファクトリーが展開するトータルケアブランド「ドクターエア」は、2023年2月にブランドシリーズの累計出荷台数が600万台を突破。ドクターエアのボディケア製品は多くのプロアスリートからも支持されていますが、実際の使い心地を知るべくショールームへ。普段あまり(ほとんど?)スポーツをしないインドア編集長と一緒に、マッサージ製品を中心に体験してみました。
2013年から続くマッサージシートの進化形
ドクターエアの製品としては、マッサージガンや振動ストレッチポールなど、アスリート向けの製品が注目されがち。ですが、ドクターエア最初の製品は2013年発売「3Dマッサージシート」です。
3Dマッサージシートが発売されるまで、シート型マッサージャーは何となくチープだったり、揉みパワーも物足りなかったりする製品が多かったものです。ドクターエアの3Dマッサージシートシリーズはデザインにも注力し、大型マッサージチェアのようなアーム型の揉みユニットを搭載して力強いマッサージを実現しました。
加えて、ドクターエアの製品は管理医療機器として医療機器認証番号を取得していることもあり(一部を除く)、血行や筋肉の疲れへのマッサージ効果が期待できます。シリーズの現行モデル「3Dマッサージシート MS-04」(以下、MS-04)は一部にレザー調の素材を採用し、より高級感あるデザインに。揉み機能に加えて、初代モデルにはなかった「たたき」機能も実装しました。
人気製品となったMS-04をさらにパワーアップさせたのが「3Dマッサージシート プレミアム MS-002」(以下、MS-002)です。MS-04は背中から腰までの揉みでしたが、プレミアムモデルのMS-002は揉みユニットの稼働域が70cmと長く、標準体型なら首から肩、腰までマッサージできます。座面ヒーターの代わりとして座面をバイブレーション機能とし、お尻や腿裏までを振動でほぐす機能を持たせました。
これまでさまざまなマッサージチェアを試してきたという、マイナビニュース +Digitalの林編集長もMS-002を体験。パワフルなマッサージ機が好きという編集長ですが、MS-002は「シート式とは思えない強さ」とのこと。ただ、あまりにも強力で一緒に体験したメンバーによっては「強すぎる」と感じることも……。MS-002はマッサージの強弱調整はできませんが、強すぎると感じた場合は専用の緩衝用シートを1枚かぶせると、優しい揉み心地になります。
座椅子型にチェアタイプ、 固定タイプやコンパクトなマッサージャーも
ドクターエアのマッサージ機としては、上記のシート式や、部分マッサージ用のコンパクトタイプが主力でしたが、現在は座椅子タイプの「3Dマッサージシート 座椅子 MS-05」やマッサージチェアタイプの「3D マジックチェア MC-03」も発売しています。
「3Dマッサージシート 座椅子 MS-05」は、身体が包まれるような形のガッチリとしたスタイル。シート式との大きな違いは、背中から腰までの可動範囲を持つ揉みユニット以外に、ヘッドレスト部に独立した4つの揉み玉マッサージ機能を搭載していること。実際に体験してみると、ヘッドレストの揉み玉が首から肩までしっかり当たります。
「3D マジックチェア MC-03」は、ドクターエア唯一の本格派チェアマッサージャーです。コクーン型のデザインは、揉み玉が肩から腿の裏までしっかり移動してマッサージ。さらに、ウエスト部とふくらはぎには独立したエアバッグ式マッサージパーツを配置し、全身を揉みほぐしてくれます。
ウエストのエアバッグが身体を固定してくれることで、シート式よりもピンポイントにグッと入り込むような揉み心地。他社の50万円を超えるフラッグシップモデルと比較すると細かな部分に手が届かないところもありますが、これだけの機能と作りで15万円以下という価格はかなりのコストパフォーマンスと感じました。
倉本春
くらもとはる
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