映画『燃えよ剣』(10月15日公開)の公開記念スペシャルトークイベントが24日に都内で行われ、岡田准一、武井壮、フェンシング男子エペ団体金メダリスト(見延和靖、山田優、加納虹輝)が登場した。
同作は岡田演じる土方歳三を主人公に、新選組志士たちの人生と激動の幕末を描く。『関ヶ原』(17)、『日本のいちばん長い日』(15)などで知られる原田眞人監督が、司馬遼太郎の同名小説を原作にメガホンを握り、新選組局長・近藤勇を鈴木亮平、美しき剣士・沖田総司をHey! Say! JUMP・山田涼介が演じる。
岡田はフェンシングの金メダルについて「感動しましたよね。現代の最強剣士達というか、タイミングとか機会とか、いろいろあるんだと思うんですけど、何よりも流れをつかむ力が。ここでこの流れを断ち切らなきゃいけないとか、自分たちの流れに引き込むんだとか、タイミングを理解してやってる姿がすごいなと思いながら観戦させていただきました」と振り返る。
フェンシング自体については「自分も違う武器術とか習ったりしてるのですが、突きってめちゃくちゃ難しい。『燃えよ剣』では最強と言われてた沖田がすごくうまかったといいます。剣道とかでも、危ないから中学生以上しかやってはいけないとか、胴を打ってはいけないとか言われていて、強力すぎるので日本ではあまり使わないとされているものを全身でやり合ってるというのは、すごい技術。こんなに距離の詰まったところで突き合うんだとか、三段階に分かれる技術がたくさんあるなとか、興奮しながら見てます」とトークも止まらない様子だった。
選手同士の実演もなされ、岡田は「ちょっとやってみたい」とその気に。持ち方から教えてもらいながら構えると、身延選手も「綺麗に重心が中心に来てますね」と感心する。さらに「現代の沖田総司だと思ってる」という山田選手を突きながら、「初動が見えない方が良いってことですよね」と的確にポイントをつかむ岡田。「特別な技はないんですか?」という岡田は、「剣をしならせて相手の背中を突く」という振り込みという技を教えてもらうと、「稽古モードに入ってる。イベントらしからぬ眼光になってる」と武井にツッコまれながら実践し、選手達からも「おお〜」「素晴らしい」と声が上がっていた。