映画『マスカレード・ナイト』(9月17日公開)の完成披露試写会が7日に都内で行われ、木村拓哉、長澤まさみ、中村アン、石黒賢、沢村一樹、勝村政信、木村佳乃、凰稀かなめ、麻生久美子、高岡早紀、博多華丸、石橋凌、渡部篤郎、鈴木雅之監督が登場した。

  • 左から木村拓哉、長澤まさみ

    左から木村拓哉、長澤まさみ

同作は、累計445万部を突破した東野圭吾の「マスカレード」シリーズの実写化作。2019年に第1作『マスカレード・ホテル』が映画化され興収46.4億円の大ヒットとなり、続編の実写化が決定した。捜査一課のエリート刑事・新田浩介(木村)がホテルマンに扮して、優秀なホテルウーマン・山岸尚美(長澤まさみ)のもとで潜入捜査を行う。

仮面をつけて登場した豪華キャスト陣は、真っ赤な大階段を降りて来るという派手な演出で登場。今作ではアルゼンチンタンゴに挑戦したという木村は「最初練習にお邪魔したときには、久々にへこむくらいにできなくて、パートナーと練習させていただく機会を与えてもらって光が見えた。自分ではなくてパートナーに恵まれた。組んでくださるお相手の方がいて初めて成立するダンスなので、感謝しています」と振り返る。

木村と組んで踊った中村は、実は酔い止めを飲んで挑んでいたと明かし「三半規管が弱くて、『木村さん、酔いません?』と聞いたら『わかんない』って」と苦笑。木村は「その事実を知ったのがレッスンを重ねた後だったので、それからはすごい心配になっちゃったんですけど、学生時代にチアの日本一の高校のキャプテンやってたくらいなので、ガッツがハンパなくて。これは絶対にできるようにならないといけないなという自分のモチベーションも上げて下さいましたし、やってても楽しかったです」と感謝した。

また、前作からの再タッグとなった長澤について、木村は「やっぱ最高っすよ」と絶賛し、長澤も「私も最高です!」と応える。木村は「前作では撮影以外のことについてもお話させていただいたんですけど、今回は状況が状況(コロナ禍)だった。でもいつも相手を感じながらやって下さる方だなといつも思わせてくれるので、相変わらず最高だなと思いました」と語る。長澤は「恐縮です。木村さんは座長としての信頼感と安心感が200%ありますから」と返し、「誰が来ても受け止めてくれる。安心しぶつかっていけますし、木村さんがいると集中力のある現場になりますし、本当にありがたい環境です。一緒に仕事をしていると、刺激になりますし、すごく楽しくお芝居できることを実感しています」と思いを表した。