現在公開中の映画『科捜研の女 -劇場版-』。いわずと知れたテレビ朝日で放送中の人気ドラマシリーズ、初の劇場版だ。公開に先立ち公式サイトで「あなたの推しエピソード総選挙!」キャンペーンが行われたことも話題になったが、全254話の内容に注目が集まるとともに、サブタイトルの奇抜さに改めて注目が集まった。

  • 『科捜研の女 -劇場版-』主演の沢口靖子

    『科捜研の女 -劇場版-』主演の沢口靖子

シーズン18「フリマアプリの達人/凶器をフリマアプリで売る女!? マリコ決死の爆買い!!」(第5話)、シーズン16「マリコvsバスジャック犯! 100均グッズで決死の鑑定」(第16話)、シーズン19「マリコvs 8億円猫 肉球鑑定が暴く緑色の汗の殺人犯」(第4話)などなどなど。正直「たまに変」というレベルではなく、サブタイトルが発表されるたびにSNSが盛り上がるほど、毎回、二度見してしまうようなサブタイトルなのだ。

そこで「科捜研の女、ご本人である榊マリコこと沢口靖子は、この奇抜なサブタイトルをどう思っているのだろう」と湧いた疑問を、沢口本人にぶつけてみることに。すると「実は台本にサブタイトルは書かれていないんですよ。第何話と書かれているだけで、タイトルもサブタイトルもありません。だから、後で知るんです。私もラテ欄を見たときに初めて」と驚きの答えが。マリコもラテ欄でぶっ飛びサブタイトルを知っていたとは……。

「台本を読んでいるときに、自分でもここがピックアップされるんじゃないかなと思うことがありますよ。毎回、視聴者の気を引く、面白いタイトルですよね」と沢口もお気に入りの様子。

さすがに具体的なタイトルまでは覚えていないだろうと思いつつ、「特に印象的だったものはありますか?」と質問してみると、「『どうするマリコ! 灼熱50度の監禁状態』とかね」と、 シーズン 6、第9話のサブタイトルがパッと出てきた。これは相当、沢口本人も楽しんでいるに違いない。

「劇中で実際に起きたことを面白おかしく強調して、でもちゃんといいところをタイトルにされてますからね。『確かにそうだなぁ』といつも思っています。これからも、私自身もラテ欄で見るのが楽しみです」とにっこりほほ笑む沢口。これからはサブタイトルの強烈さにますます注目してしまうだけでなく、これはマリコも驚いているなとも考えて、にんまりしてしまいそうだ。