俳優の福山雅治が主演を務める映画『沈黙のパレード』(2022年公開)が公開されることが15日、明らかになった。

  • 左から柴咲コウ、福山雅治、北村一輝

    左から柴咲コウ、福山雅治、北村一輝

同作は東野圭吾による人気シリーズの実写映画第3弾。変人でありながら天才的な頭脳を持つ物理学者・湯川学(福山)の活躍を描き、2007年より連続ドラマ『ガリレオ』(第1シーズン・第2シーズン)、映画『容疑者xの献身』(興行収入49.2億円)、『真夏の方程式』(興行収入33.1億円)とヒットを続けている。

映画主演は『マチネの終わりに』(2019年)以来、3年ぶりとなる福山が再び湯川に。ガリレオファンの中でも人気を放つ、警視庁捜査一課の刑事・内海薫として柴咲コウが続投し、理論よりも自らの直感や感情を信じて行動する、正義感あふれる熱血刑事がスクリーンに戻ってくる。性格が全く違うことで際立つ湯川と内海のコミカルなやりとりは本作の見どころのひとつになっている、

湯川の大学時代の同期で、ガリレオシリーズを支えてきた北村一輝演じる草薙俊平も登場。今作では、かつて草薙が担当した少女殺害事件で無罪となった男が、新たな事件で容疑者として浮かび上がってくることから物語が始まる。アメリカから帰国し、教授となった湯川と草薙のさりげない友情、絆が強く描かれる。

原作は、ベストセラー作家・東野圭吾の累計1,400万部を超えるガリレオシリーズ『沈黙のパレード』。2018年に発刊され、シリーズとしては6年ぶりとなるファン待望の最新刊で、極上ミステリーでありながら、すべての登場人物に温かな眼差しを向け描かれた繊細な人間模様は、感動的な人間ドラマへと昇華していく

監督は『容疑者xの献身』(2008年)、『アマルフィ 女神の報酬』(2011年)、『真夏の方程式』(2013年)、『昼顔』(2017年)、『マチネの終わりに』(2019年)と数々のヒット作品を世に送り出し、骨太かつダイナミックなディレクションに定評がある、人間ドラマの名手・西谷弘が務める。撮影は、今月7月上旬からクランクインし9月頭にクランクアップ予定。公開は来年2022年を予定している。

福山雅治 コメント

福山個人としては、草薙と薫に会えるのをずっと心待ちにしていました。
しかし湯川としては…またやっかいな2人と再会したな…、と思っているかと(笑)。
小さな街で起こった悲し過ぎる事件。関わった人たちすべてが被害者であり、加害者でもある。
『沈黙のパレード』という東野先生が世に送り出した極上のミステリーの実写化。
この高いハードルかつ挑みがいのある難問に、我々はどういう最適解を導き出すのか。
僕も湯川と共に今作の映画化における極上のエンターテイメントを探究したいと思います。

柴咲コウ コメント

湯川先生、草薙さん、薫。時は流れ、それぞれの道を歩んでいたであろう登場人物たち。しかしきっと、昔と変わらないそこはかとない安心感と絆を味わえるのだろうと。
彼らとまた再会できること、チーム・ガリレオでまた撮影ができることを楽しみにしています。

北村一輝 コメント

早いもので、「シーズン1」から14年も経つのですね。
今までの集大成となるような今作には懐かしいレギュラー陣に加え、豪華キャストが揃います。
湯川と草薙の友情があってこその今回の物語、全力で取り組みたいと思います。

西谷弘監督 コメント

実に8年ぶりの再会だな。3人とも元気にしているか?
湯川よ、NY帰りと聞いたが奇人変人ぶりは健在か?
草薙よ、加熱式タバコに変えたようだが息切れしているのではないだろうな。
内海よ、捜査一課復帰おめでとう。強気の眼光に衰えはないか?
久しぶりの再会を懐かしんでる暇はないぞ。戦いの火蓋は切られた。

東野圭吾(原作) コメント

『沈黙のパレード』の映画化が決まり、とても喜んでおります。福山さんの湯川はもちろんのこと、北村さんの草薙、そして柴咲さんの内海薫に再会できると思うと、それだけでワクワクします。コロナ禍で大変だと思いますが、無事に撮影を終えられることを心から祈っております。

(C)2022「沈黙のパレード」製作委員会