公開中の映画『お嬢と番犬くん』の公開記念舞台あいさつがこのほど、都内で行われ、福本莉子、ジェシー(SixTONES)、櫻井海音、小林啓一監督が出席した。

映画『お嬢と番犬くん』の公開記念舞台あいさつに登場した福本莉子、ジェシー(左から)
2018年12月より講談社『別冊フレンド』で連載がスタートし、累計発行部数336万部を突破する人気コミック『お嬢と番犬くん』を実写映画化した本作。極道の孫娘であることを隠し、普通の青春と恋をすることを固く心に決めた高校生の瀬名垣一咲(福本莉子)と、一咲を溺愛して過保護すぎるがゆえに年齢詐称をしてまでも高校に裏口入学する瀬名垣組の若頭で一咲のお世話係・宇藤啓弥(ジェシー)の溺愛ロマンティックコメディーだ。
公開から2日を迎えたこの日は、福本とジェシー、啓弥と一咲の関係をかき乱す田貫組の孫・田貫幹男役の櫻井海音、小林監督が登壇して舞台あいさつ。初日は劇場で本作を鑑賞したという福本は「皆さんがどういう反応をしてくださるのかドキドキしましたが、見終わって『あーヤバい!』と隣の方が仰ってたり声にならない声がたくさん聞こえてきてうれしかったです」と観客の反響を喜び、「今まで見たことがない新しいジャンルの作品だと思いました。トキメキも切なさもアクションもあったりと、2時間で出来ることを全部やりました。バラエティーパックだなと。2時間で見終わった跡の満足感や充実感がすごかったですね」と笑顔を見せた。
福本と同じく初日は親友と劇場に行ったというジェシー。「幅広く若い子からおじさまがたまで楽しんでいらっしゃいました。僕の前にいらした方は音が鳴る度にノッていましたね。(昨日一緒にいた親友に)電話して聞きましょうか?」と笑いを誘いつつ、「(観客を)チラチラ見てたらおじさんもニヤニヤしてましたよ。おじさんにも刺さるんだと思ったし、おじさんにもっとトキメキが響いていければ、と思いますね」と新たな発見があったという。
櫻井は「エゴサを結構したら幹男がマジウザかったって(笑)。頑張ったので役者冥利に尽きますが、そう見られてうれしい反面、ちょっと傷つきました」と明かしつつ、気を取り直して「マジでウザかったってたくさん書いてください!」と観客にアピールした。
2月に開催された完成披露試写会ではバレンタインデーということでチョコレートケーキをジェシーと櫻井に手渡した福本。この日はジェシーと櫻井が選んだという花束を福本に手渡した。ジェシーは「さっき2人で作ったんです。出来立てホヤホヤ。(福本が)赤が好きということで赤をベースにカラフルに、田貫と宇藤啓弥の気持ちを入れました。請求書はこの中にあるから」と照れ隠しなのか冗談を言うと、福本が「私が払うんですか?」と応じながら「でもこうしておふたりが真剣に考えてくださって本当にありがたいです」と感謝の言葉。続けて共演したジェシーと櫻井の印象を問われた福本は「いつも楽しそうだなと思いながら見ていました。無邪気だったので元気をもらいました」と好印象だったというが、この日も随所でさく裂したジェシーのボケには「毎回新鮮で面白いんですが、たまに気づけず後から気づくことがあって拾い切れないことに無念さをいつも感じます。時間差でそういうことだなと(笑)」と苦笑いを浮かべていた。