俳優の柳楽優弥が、21日に都内で行われた映画『夏目アラタの結婚』(9月6日公開)のジャパンプレミアに黒島結菜、中川大志、丸山礼、市村正親、堤幸彦監督とともに登場した。
同作は、乃木坂太郎氏によって2019年から「ビッグコミックスペリオール」(小学館)で連載された同名コミックの実写化作。“品川ピエロ”の異名で知られ、日本中を震撼させた連続バラバラ殺人事件の犯人・品川真珠(黒島結菜)の真珠のもとを訪れた、元ヤンキーで児童相談所の職員である夏目アラタ(柳楽優弥)が、突如“獄中結婚”を申し出ることから二転三転する物語が始まる。
柳楽優弥、映画『夏目アラタの結婚』ジャパンプレミアに登場
死刑囚・品川真珠を演じた黒島の印象について聞かれると、柳楽は「『アオイホノオ』というドラマで共演していて、それはコメディだったんですけど今回はしっかりと演技をする役柄で。簡単にはできないような難しい関係性ができたのは、黒島さんが演じる真珠だったから。(そのおかげで)僕も夏目にしっかり集中できたことがとても多かった。一緒にできてよかった」と話す。
一方の黒島も「以前共演したときから、またご一緒したいなと思っていました。今回8~9年ぶりで最初はちょっと緊張していたんですが、柳楽さんが明るく『おぉ~久しぶり』と話しかけてくださったのが印象的で、リラックスしてできそうだなと思いました」と振り返った。さらに「役が役なのでなかなか現場ではお話しすることはなかったんですが、面会室のアクリル板を挟んでちゃんと向き合って撮影できたので、心と心でお芝居ができたと感じて、柳楽さんとのシーンは緊張感もありつつ、達成感もあってすごく楽しく撮影できていました」と信頼を口にした。
報道陣向けのフォトセッションでは、壇上に“巨大婚姻届”が登場。柳楽と黒島が自身の演じた役柄である夏目アラタと品川真珠と名前をその場で書き入れた。最後に柳楽は「サスペンスのテンポで物語は進んでいくんですが、真珠やアラタそれぞれの表情も捉えらえて構築されているし、そのなかでラブストーリーの展開も出てくるので楽しんでいただけたらと思います」とアピールした。