俳優の草なぎ剛が主演を務める映画『碁盤斬り』(5月17日公開)の完成披露舞台挨拶が23日、都内で行われ、草なぎ、清原果耶、中川大志、奥野瑛太、音尾琢真、市村正親、斎藤工、小泉今日子、國村隼、白石和彌監督が登壇した。
本作は、ある冤罪事件によって娘と引き裂かれた男が、武士としての誇りを賭け仇討ちに挑むリベンジ・エンタテイメント。冤罪に貶められた浪人・柳田格之進を草なぎ剛、格之進の一人娘・お絹を清原果耶が演じた。
主演の草なぎは「ようやく届けられるということで、ドキドキワクワクしています」と声を弾ませ、「すごく楽しかったです。キョンキョンさんもファンなんで、國村さんも何度かお仕事したことがありますし。僕は毎日それぞれの方とお会いできて自分の持っているものをすべて出し切れたので、幸せな環境で映画が作れたなと思いました」と語った。
娘役の清原が「以前からいつか草なぎさんとご一緒したいなとずっと思っていたので、娘役で白石組に参加させていただけることが、本当に贅沢で幸福なことだなとずっと思っていました」と語ると、草なぎは「ありがとうございます。その言葉、一生忘れません。本当にうれしいです」と照れ笑い。
清原はさらに、「現場で草なぎさんをお見かけするたびに、父上、格之進さんの佇まいでいつも現場にいらしてくださったので、その背中を支えられたらいいな、追いかけられたらいいなと思いながら、お絹ちゃんとしていられたような気がします」と草なぎとの共演を振り返った。
イベント後、草なぎ、清原、中川、斎藤が取材に対応。清原は、草なぎとの共演に「すごく緊張していた」と打ち明け、「どういう佇まいでいればいいのかわからなくて迷っていたら、『お絹ちゃんは僕の娘だから』と言ってくださって、その言葉にすごく励まされました」と感謝した。
また、草なぎのような父親はどうか聞かれると、「めっちゃ幸せですね」とにっこり。草なぎは「照れちゃいますね。幸せです。ありがとう」と目尻を下げていた。