俳優の佐々木蔵之介が主演を務める『映画 マイホームヒーロー』(3月8日公開)のスペシャルダイジェストPVが1日に公開された。
■『映画 マイホームヒーロー』ラスボス役の津田健次郎がPVナレーション
鳥栖家を支えるごく普通のサラリーマン・哲雄(佐々木蔵之介)は、妻・歌仙(木村多江)、娘の零花(齋藤飛鳥)と共に幸せに暮らしていた。そんな平穏が突然崩れ、殺人・偽装工作・半グレ犯罪組織との攻防と様々なピンチが襲い掛かり、息もつかせぬドキドキハラハラの展開で話題を呼んだドラマ『マイホームヒーロー』。
今回公開されたドラマのスペシャルダイジェストPVでは、その大ピンチの数々とストーリーを凝縮し、さらに映画版で登場する半グレ組織「間野会」のトップで、クセ強な狂気のラスボス・志野寛治を演じた津田健次郎がナレーションを務めた。
『呪術廻戦』『チェンソーマン』『遊☆戯☆王デュエルモンスターズ』など、これまで長きに渡り数多くの人気アニメ作品で声優を務め続けている津田はドラマ、映画にも活躍の場を広げている。先日公開された実写映画『ゴールデンカムイ』では、同作のTVアニメ版で声優を務める中、実写映画ではナレーションとして出演し、劇場に訪れたファンからは歓喜の声が続々と上がっている。昨年放送された津田に半年間密着した「情熱大陸」放送回のTVerでの視聴回数は、2023年の同番組内でトップとなった。
そんな津田がナレーションを務める今回のスペシャルダイジェストPVでは、哲雄が愛する娘を守るため犯した殺人から始まる半グレ犯罪組織との命を懸けた攻防が収められた。その中で奇妙なバディ関係を組むことになる組織のメンバー・恭一(高橋恭平/なにわ男子)とのだまし合いと裏切り、最後には自らの命を犠牲にすることで哲雄を地獄の底に突き落とした組織の幹部・麻取義辰(吉田栄作)。哲雄は何度も命の危機に見舞われるも、ミステリー小説マニアとして培ってきたミステリーの知識と、家族を守るという正義感からなんとか生き延びる。証拠隠滅のため、組織の幹部・麻取の死体を山中に埋めたことで、ドラマは仮初の平穏とともにラストを迎えたが、映画版ではその平穏が音を立てて崩れ始める。
舞台は7年後。土砂崩れによって死体が警察に見つかってしまい、哲雄は半グレ組織・間野会のトップ・志野(津田健次郎)から執拗に狙われることに。さらには警察官となった娘からも疑いの目が向けられてしまう。
津田は完成した映画について「本当に見ごたえのある作品になっていますし、ドラマや漫画を知っている方はもちろんですが、知らない方でも楽しめる内容になっています。僕の演じるクセ強のラスボス”志野”の怖さをお客さんに楽しんで頂けたらと意識して演じました。さらに色や光などの画作りも本当に綺麗で、しっかりエンタメ作品になっているのを感じましたし、多くの方に楽しんでいただけると思います」とコメントしている。
【編集部MEMO】
『マイホームヒーロー』は原作:山川直輝氏、漫画:朝基まさし氏による同名コミックの実写化作。ドラマ版は2023年10月よりMBS/TBSドラマイズム枠で放送され、12月19日に最終回を迎えた。どこにでもいる普通の父親が娘に危害を加えようとした彼氏を殺してしまう衝撃の幕開けから、殺した彼氏が所属する半グレ犯罪組織に狙われながらも家族を守るための命がけの騙し合いが繰り広げられ話題に。映画版ではドラマ最終回から7年後を描く。