映画『ゴジラ-1.0』(公開中)の公開初日舞台挨拶が3日に都内で行われ、神木隆之介、浜辺美波、山田裕貴、青木崇高、吉岡秀隆、安藤サクラ、佐々木蔵之介、山崎貴監督が登場した。
同作は、ゴジラ70周年記念作品であり、日本で製作された実写版ゴジラの30作品目という特別な節目である最新作。主人公・敷島浩一を神木隆之介、ヒロイン・大石典子を浜辺美波が演じた。
■映画『ゴジラ-1.0』初日に登場した山崎貴監督
『ゴジラ』撮影を熱望してきたという山崎監督は「『撮りたい人』で来たら、『撮っちゃった人』になってしまった。もう寂しくてしょうがないです。フェーズが変わっちゃったんですよね。『ゴジラ』を撮りたい、撮れる、作ってるという段階があまりにも楽しかったので、ドナドナ気分ですよ」と嘆く。公開について「めちゃくちゃ嬉しいかと思ったら、送り出しちゃった、嫁に出しちゃったという気分がすごくあって、寂しいですね。もう1本くらい撮らしてくれないですかね」と公開おねだりしていた。
完成作について、佐々木が「音がすごかった、怖かったとお話した時に、監督が『ゴジラの鳴き声は、(ZOZO)マリンスタジアムを貸し切ってゴジラの声を流して録音した』と」と裏側を明かす。山崎監督は「十数人の録音部が、『七人の侍』のように出てきて、いろんなところに散るんですよ。みんながマイクを出してスタジアム全体にゴジラの声を効かせて、録音したんです。だから響きがめちゃくちゃいい」と説明。「球場を借り切って、でっかいスピーカーから流して、いろんなところで録音して、全部のスピーカーに振り分けているんですよ」という言葉に、観客も感心していた。