俳優の二宮和也が主演を務める映画『アナログ』(10月6日公開)の本編映像が31日、公開された。

  • (左から)二宮和也、浜野謙太、桐谷健太

同作はビートたけし初の書き下ろし恋愛小説の実写化作。手作り模型や手書きのイラストにこだわるデザイナーの水島悟(二宮)は、自らが内装を手掛けた喫茶店「ピアノ」で、謎めいた女性・みゆき(波瑠)と出会う。なぜか携帯を持っていないみゆきは「お互いに、会いたい気持ちがあれば、会えますよ」と言い、2人は毎週木曜日に「ピアノ」で会う約束を交わす。やがて思いを募らせた悟は、みゆきにプロポーズすることを決意するが、みゆきは突然「ピアノ」に現れなくなる。

■二宮・桐谷・浜野が大盛り上がり 『アナログ』本編映像

今回公開されたのは、焼き鳥屋でみゆきに思いを馳せる悟に、幼馴染で親友の高木(桐谷健太)と山下(浜野謙太)が茶化しつつも、激励を送るシーンの本編映像。

このシーンの撮影は初日に行われ、初めて顔を揃えた3人だったが息はぴったり。それでも「昔からの幼馴染としてはまだ微妙にかみ合っていない」と感じたタカハタ秀太監督は、台本にない芝居に10分以上カメラを回し続けたそう。アドリブだらけの自由演技となったが、3人は終始楽しそうな様子で大盛り上がり。撮影の合間も談笑する姿が見られるようになった。

タカハタ監督は悟と親友2人のシーンについて、「3人のバランスもとても良かったです。桐谷さんがなんとなく場を回していた感じもありつつ、それをのらりくらりかわす二宮さんと、ハイテンションで受けてくれる浜野さん。あの初日の撮影で、3人がそれぞれの役をしっかりつかんでくれたように思いますね。3人ともスキルが高い人たちなので、撮影を楽しんでくれていたと思います」とコメント。

また、悟を演じた二宮も「どこまで本編で使われているのかどうか含めて楽しみですね(笑)。見る方たちがどういった印象を受けるのかというのは楽しみなところではあります」とアドリブシーンについて振り返っている。

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