俳優の北村匠海が主演を務める、映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』(4月21日公開)のキャラクターPVが29日、公開された。

  • 左から今田美桜、杉野遥亮、北村匠海

    左から今田美桜、杉野遥亮、北村匠海

同作は和久井健による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタを助けるために、ヒナタの弟・ナオトとともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。山田裕貴、今田美桜、杉野遥亮、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、永山絢斗、村上虹郎、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。

今回解禁されたキャラクターPVでは、再び過去へ戻りもう一度“大切な人”を取り戻す決意を見せるタケミチ(北村)とナオト(杉野遥亮)、現代と過去それぞれで再会を果たしたタケミチとヒナタ(今田美桜)の愛おしい時間が描かれている。現代で再会を果たした2人の微笑ましいやり取りと、ぎこちない空気に思わずツッコミを入れるナオトの姿は、前作でのタケミチの奮闘によって取り戻した未来だ。しかし、永遠に続くはずだった幸せも長くは続かなかった。「ヒナには、いつも笑っててほしい」と自分の気持ちを伝えるタケミチと「私はずっと笑ってるよ。タケミチくんが一緒にいてくれれば」と答えるヒナタの姿は、激しいアクションが描かれる劇中でも癒やしといえるシーンであり、ヒナタに待ち受ける運命を知るタケミチの悲しみと、絶対に助けるという気持ち、そしてそんな未来を知る由もないヒナタの笑顔と優しさが見る者の心を揺さぶる映像だ。

全編を通して緊張感が続く本編の中でも前作と変わらない空気で穏やかなシーンとなったタケミチ、ナオト、そしてヒナタのシーン。前作では、ナオトに背中を押されて過去へ戻り、少しずつ成長していくタケミチの姿が描かれていたが、本作では自ら過去へ戻り、再び姉を亡くしたナオトを鼓舞する姿が映し出されている。自分の過去へのリベンジを果たした“泣き虫ヒーロー”は、ナオトにとっての”本物のヒーロー”として、強く逞しくなってスクリーンに帰ってきた。全幅の信頼を寄せ合う2人の関係性の変化にも注目となっている。

そして、タケミチとヒナタのシーンについて、北村は“ヒナタの空気に包まれていく感覚”で撮影をしていたと語っている。タケミチの身にどんなことがあっても変わらない笑顔で迎え入れるヒナタの優しさが全編に渡って描かれており、お互いが救いの存在としてスクリーンで輝きを放っている。岡田プロデューサーも今田について「ヒロインとしての風格が前作より増していた」と、男性だらけのキャスト/キャラクターの中で可憐な存在感を残していると太鼓判を押している。

(C)和久井健/講談社 (C)2023映画「東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編」製作委員会