アイドルグループ・なにわ男子の高橋恭平が主演を務める、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(3月3日公開)のメイキング映像が19日、公開された。

  • 高橋恭平

    高橋恭平

同作は亜南くじらによる同名漫画の実写化作。人生初の告白に見事に玉砕した高校2年生の真綾(畑芽育)は、落ち込んでいるところを、陸上部のエースで学校一のイケメン男子・千輝くん(高橋恭平)に見られてしまう。モテモテなのに周囲には塩対応な千輝はなぜか「好きな人、無理に探すくらいなら、俺に片想いすれば?」と絶対に好きにならないことと、まわりにバレないことを条件に”片想いごっこ”を提案。好きになってはいけない約束なのに、優しくて自分にだけ甘すぎる千輝くんとの秘密の関係に、真綾の気持ちは次第に揺れ動いていく。

この度、主人公の陸上部エース・千輝彗を演じるため、高橋が本格的な指導を受けるメイキング映像&カットが到着した。今回指導を担当したのは、東京高等学校陸上競技部顧問、
日本体育大学陸上競技部総監督を務め、ケンブリッジ飛鳥ら超有名アスリートを育てた
大村邦英。

撮影に入るまでの2カ月間で陸上選手らしいフォームへと改善するにあたり、「陸上練習の際、ストレッチで高橋くんの柔軟性を確認しようとしたのですが、最近見た中でもナンバー1の硬さでした」と話し、始めは指導者として少し心配もあったという。それでも陸上大会前、雨の中での練習シーンについて「雨降りのスピードほど難しいものはないが高橋くんは見事にこなしていました。雨が降ってる中では、疲労を倍に感じるほど大変なのですが、愚痴を言わない高橋くんに、この映画に打ち込む俳優だけではく、スプリンターとしての成長した姿が刻まれていく撮影でした」と語り、高橋の映画への熱意と短期間での成長ぶりを大
絶賛する。

メイキング映像では「これまで映画のために(期間を与えられ)何かを習得する機会は初めてのことだったので、楽しかったです」と爽やかに語る高橋の姿も収められる。撮影に入る意気込みについては「人気漫画の映画化での出演はひとつの夢でもあり、それが叶ったことと、しかも主演映画も初めてですので、悔いのないように頑張りたいと思います」とやる気を見せた。

撮影最終日にはこれまでの日々の集大成となるような、スタートからフィニッシュまでの100Mを走り切るシーンを撮影。現場で見守る大村は「この日は高橋くんの目から伝わってくる必死さが溢れて、足の痛みとか、疲れとかは振り切ってしまった ような走りで、本気でこのラストの走りに人生を賭けているのがフォームから伝わってきました」 と走る姿に感動した様子。走り終えた高橋は「かっこよかったです!」とのスタッフの声援に、「だって僕、千輝 兼 ジャニーズですから!」とユーモアあふれるコメントで応えた。

(C)2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 (C)亜南くじら/講談社