映画『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -運命-』(4月21日公開)、『東京リベンジャーズ2 血のハロウィン編 -決戦-』(6月30日公開)の決起集会イベントが2日に東京・花園神社で行われ、北村匠海、山田裕貴、吉沢亮が登場した。

  • 左から山田裕貴、北村匠海、吉沢亮

    左から山田裕貴、北村匠海、吉沢亮

同作は和久井健による人気漫画『東京卍リベンジャーズ』の実写化作。どん底人生真っ只中のダメフリーター・花垣武道(北村)が、何者かに背中を押され線路に転落した瞬間、不良学生だった10年前にタイムスリップし、人生唯一の彼女・橘ヒナタを助けるために、ヒナタの弟・ナオトとともに過去と未来を行き来しながら関東最凶不良軍団・東京卍曾に挑んでいく。北村匠海、山田裕貴、今田美桜、杉野遥亮、眞栄田郷敦、清水尋也、磯村勇斗、永山絢斗、村上虹郎、高杉真宙、間宮祥太朗、吉沢亮と旬の俳優陣がそろった。

原作でも人気のエピソードを映画の続編として公開することについて、北村は「さっき裏でもちょっとしゃべってたんですけど、僕は『1』をやってる時にやっぱりここまでは描く義務があるなと思っていました。本当に2人(山田&吉沢)がイエスと言ってくれたからこその『2』があると思っています」と感謝。「撮影も怒涛の中、みんなで時間かけて作って、それがやっと公開に無事たどり着けるということなので、嬉しく思います」と喜びを表した。

山田は「匠海っちの思いも嬉しいですし、でも『1』に込めた『もうこれで終わってもいい』という全身全霊感は僕の中にはあって」と複雑な気持ちもあったという。「もちろん前作の現場で『2』への意識がなかったわけではないんですけど、作品として『1』より面白くなければならない、自分達が自分達を超えていかなければならないなとは……。このメンバーが揃ったらできるんだろうなという思いもありながら、自分は大丈夫なのかっていう不安はめちゃくちゃあったんで、どういう作品になってるのか、僕も楽しみです」と語った。

北村は2人について「火を付け合ったのはここ2人。着火し続けるくらい芝居に刺激をもらうことがめちゃくちゃ多かったです。タケミチとしては1番向き合う2人だったりするので、自分がそこにどう立ち向かっていくか、みたいなのは日々ありました」と振り返る。吉沢は「『1』の時って、僕のクランクインが、俺ら3人が学校に乗り込む時。あの時、すごいお互いに『めっちゃタケミッチじゃん!』『ドラケンじゃん!』『マイキーじゃん!』とか言って、互いを慰めあって、一緒に乗り越えようとしてた」と明かす。山田も「俺らかっこいいよな!」、北村も「いけてるよね!」と言い合ったと言い、吉沢は「『2』になると、みんなで一緒にやろうぜっていうより、各々が自分のやることやって勝手にそれを別の誰かが受け止めて、みたいな。作ろうぜという空気をやらなくてもなってる信頼感は増してたかも」と進化していた様子だった。

改めて北村は同作について「本当に、挙げればキリがないほどプレッシャーがかかった作品でもありました。僕も原作のファンとして『血のハロウィン編』は本当に1番脳裏に残ってる場面でもあるし、『1』をやったからこそやらなきゃいけないという義務も背負いながらも、仲間たちと手を取り合いながらやってきました」としみじみ。「全力でみんなが毎日毎日をしっかり噛み砕いたり、たまには転げたり、みんなで走ったり、泥臭いんですけど、苦しさも楽しさも味わった毎日がこの映画につながっているのかなと思います。実写化をする意味も込められているんじゃないかなと思いますので、映画館に足を運んでいただければ幸いです」とアピールし、最後には決起集会らしく全員で雄叫びをあげていた。