アイドルグループ・なにわ男子の高橋恭平が主演を務める、映画『なのに、千輝くんが甘すぎる。』(3月3日公開)の場面写真が24日、公開された。

  • 板垣李光人

    板垣李光人

同作は亜南くじらによる同名漫画の実写化作。人生初の告白に見事に玉砕した高校2年生の真綾(畑芽育)は、落ち込んでいるところを、陸上部のエースで学校一のイケメン男子・千輝くん(高橋恭平)に見られてしまう。モテモテなのに周囲には塩対応な千輝はなぜか「好きな人、無理に探すくらいなら、俺に片想いすれば?」と絶対に好きにならないことと、まわりにバレないことを条件に”片想いごっこ”を提案。好きになってはいけない約束なのに、優しくて自分にだけ甘すぎる千輝くんとの秘密の関係に、真綾の気持ちは次第に揺れ動いていく。

今回公開された場面写真は、板垣李光人演じる手塚颯馬の場面写真。真綾に密かに恋心を抱いている手塚は、千輝との“片想いごっこ”をはじめた真綾の心境の変化をいち早く感じ取る。真綾に向ける優しい眼差しに対して、中学時代からの同級生である千輝と対峙する手塚の表情からは、どこか寂しさを帯びた複雑な感情が垣間見える。時を経て変わってしまった千輝と手塚の関係性や、千輝と真綾の秘密の関係を知ってしまった手塚の心情が表現される。

板垣は「手塚はよくいるような、千輝にとってのただのライバルではなく、真綾の千輝に対する想いの起爆剤となる役どころ。手塚自身も千輝に対して複雑な想いを抱えている」と自身が演じたキャラクターを振り返り、その深さがあるがゆえに演じていてやりがいがあったという。メガホンを取った新城毅彦監督も「彼がいると画が締まる。真摯に役と向き合う方で、気持ちを大事にして芝居をしてくれた。本当にいい役者だと思います」と板垣の演技を絶賛している。

板垣は現在、20歳にして自身3回目となる大河ドラマ『どうする家康』に家康の若き家臣・井伊直政役で出演中。昨年12月に行われた「LINE NEWS AWARDS 2022」では、来年NEWSになりそうな人を選出する「NEXT NEWS賞」を受賞するなど、2023年最も注目されている俳優の1人である。ドラマ『silent』での活躍も記憶に新しく、映画『かがみの弧城』では声優にも初挑戦し、活動の幅をさらに広げている。「いままでは少女漫画を読んだことが無かった」と話す板垣が初めて挑んだ胸キュン作品に注目となっている。

(C)2023「なのに、千輝くんが甘すぎる。」製作委員会 (C)亜南くじら/講談社