『映画刀剣乱舞-黎明-』(2023年3月31日公開)の本予告映像、ビジュアルが25日、公開された。
同作は、名立たる刀剣が戦士へと姿を変えた“刀剣男士”を率い、歴史を守るために戦う刀剣育成シミュレーションゲーム「刀剣乱舞-ONLINE-」の実写映画化作第2弾。2019年1月に公開された前作『映画刀剣乱舞-継承-』は中規模公開ながらも、多くの熱いファンに支えられ、興行収入9.4億円のヒットを記録した。そこから約3年をかけて温められてきた第2弾が製作された。
今回解禁された本予告映像は、西暦2205年から藤原道長(柄本明)らが生きた995年、そして2012年の現代と、あらゆる時代が映されるとともに、渋谷のスクランブル交差点に時間遡行軍が侵略してくるカットから始まる。「どうやってこの時代へ!?」「こんなにも堂々と仕掛けてくるとは…」と、いたるところに現れる時間遡行軍にとまどいを隠せない刀剣男士たち。そして互いの剣を交える三日月宗近と山姥切国広の姿。さらにそこに山姥切長義も加わる三つ巴の戦いとなる。
「仕掛けられた罠」「仲間の裏切り」といった気になるワードも飛び出し、「歴史も友もすべて消えてしまう」という三日月宗近のセリフとともに、謎の黒い影に包まれ次々と倒れていく刀剣男士たちの姿と、怒涛の勢いで物語の“謎”が展開されていく映像となっている。
あわせて、刀剣男士10振りが夜明けの天空から舞い降りるビジュアルも公開された。また、共に戦う現代キャスト“仮の主”たちを演じる追加キャストも公開。995年の大江山で行方が分からなくなった山姥切国広を追い求めて、2012年へとやってきた三日月宗近現代での活動を手助けし、“仮の主”となった高校生・琴音を演じたのは、雑誌『Seventeen』の専属モデルを務めるほか、『3年A組- 今から皆さんは、人質です-』や、『彼女、お借りします』の演技で大きな注目を集める秋田汐梨が抜擢された。
その他同じく“仮の主”役として『動物戦隊ジュウオウジャー』で女優デビュー後、実写『賭ケグルイ』シリーズやNHK夜ドラ『あなたのブツが、ここに』など話題作への出演により活躍の場を広げている柳美稀。さらにお笑いコンビ・ラバーガールの飛永翼や、前作でも審神者(さにわ)を演じ、大きな反響を呼んだ堀内正美ら個性豊かな俳優陣が集結した。大江山にて源頼光によって討伐され、その恨みから山姥切国広に呪いをかける酒呑童子を演じたのは、2018年に『中学聖日記』で連続ドラマに初出演し、『仮面ライダーゼロワン』にて一気にその存在を知らしめた俳優・中山咲月が抜擢された。
本作を音楽で盛り上げるのは、主題歌に決定したBLUE ENCOUNTの書き下ろし楽曲「DESTINY」に決定。ボーカルとギターを担当する田邊駿一は今回の楽曲に関して、「登場する方々の迫力あるセリフ回しや鍔迫り合う刀の響き。私はこの時点でこの作品に恋をしました。全ての登場人物が自分の運命と戦っているその生き様に。まどろこしいことは何もありません。今回、この作品への楽曲を書けた原動力はその恋心だった気がします。男士(おとこ)の漢(おとこ)に敬意を込めて、私も負けぬように運命という名の旋律を紡ぎました」と作品から溢れる刀剣男士たちの熱い生き様からインスピレーションを受けて、創り上げたことをコメントしている。
ムビチケカード型前売券も「ティザーver.」「メインver.」、さらにメインの刀剣男士の「キャラクター別ver.」(10種)、合計12種類が発売されることが決定した。「ティザーver.」は11月に解禁したティザービジュアルのもので、2月3日より劇場限定で発売開始する。第2弾の「メインver.」は、3月3日より劇場ほか、プレイガイドなどで発売予定。「キャラクター別ver.」の全10種は、アニメイト限定で発売され、事前予約は2月3日より、アニメイト店頭と通販サイトにて受付を開始する。その他、セブンネットショッピング、TOHOanimationStore、アニメイトではバンドルグッズ付きの前売券も発売する。詳細は公式サイトをチェックしよう。さらに、公式のシナリオブック、フォトブック、ガイドブック、ノベライズ、オリジナルサウンドトラックなどの関連商品の発売も一挙解禁となった。公開初日から本作のMX4D、4DXでの上映も決定し、前作でも好評だった4D上映がさらにパワーアップしている。
耶雲哉治監督コメント:主題歌に対して
「明日へと繋がる希望」を感じる曲に。これが、私から映画主題歌への唯一のリクエストでした。しかし、出来上がってきたのは私の要望を遥かに超えた美しく強く儚く壮大な世界観の曲「DESTINY」。映画の物語をさらに深くするのはもちろん、楽曲それ自体にも深い物語を感じさせる。この素晴らしい主題歌に出会えた運命に本当に感謝です。きっと、これからも、いつまでも、千年先も愛され続けることでしょう。
エグゼクティブ プロデューサー/原作プロデューサー:小坂崇氣(でじたろう) コメント
『刀剣乱舞 ONLINE』は多くのお客様にプレイ頂いたお陰をもちまして、2023年1月に八周年を迎えることができました。この場をお借りして改めて御礼申し上げます。八周年を記念してお届けする『映画刀剣乱舞-黎明-』は、新型コロナ感染拡大による未曾有の状況の中で本格的に企画が走り出しました。コンテンツにできることとは何かを常に考えていたように思います。私たちは日々、学校で、家庭で、職場で、様々な場所で、誰しもが懸命に戦っています。そのような誰かを少しでも元気にさせることができるのは、同じく懸命に戦う姿かもしれない。そう考えて、刀剣乱舞を作り始めました。本作でもそれを大切に踏襲しながら、戦う仲間に現代の人々が加わります。「平安」から千年の時を越えての「現代」への出陣を、東宝さんが目標とされていた、刀剣乱舞をご存知なくても楽しんでいただけるエンターテイメント映画にすることを、耶雲監督をはじめ出演者や多くのスタッフが念いを込めて実現くださっていると思います。ぜひ刀剣乱舞の世界の入口としてご覧頂ければと思いますし、これもまた刀剣乱舞の可能性の中のひとつとしてお楽しみいただけますと幸いです。
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