映画『七人の秘書 THE MOVIE』(10月7日公開)の完成披露試写会が14日に都内で行われ、木村文乃、広瀬アリス、菜々緒、シム・ウンギョン、室井滋、江口洋介、玉木宏、吉瀬美智子、笑福亭鶴瓶、田村直己監督が登壇した。

  • 映画『七人の秘書 THE MOVIE』完成披露試写会に登壇したキャスト陣

同作は脚本家・中園ミホ氏が手掛け、2020年に放送されたドラマの映画化作。「現代版・必殺仕事人」とも言える世界観と、美女たちが悪いヤツらを片っ端から成敗していくという痛快な設定が話題を呼び、支持を集めた。

格闘技イベントさながらのリングコールで呼び込まれ、木村らレギュラーキャスト一同が登場。続けて、今作のゲストである鶴瓶、玉木、吉瀬がブロックを破壊する演出で現れ、会場を盛り上げた。

映画化の感想を聞かれた木村は「映画自体もスケールアップしているんですが、舞台挨拶のスケールアップ半端ないですね!」とド派手な演出に驚きつつも、「あと(舞台挨拶は)4回ほどあると聞いていますので、そちらもお楽しみに」とアピール。木村演じる完全無欠な秘書・千代と玉木演じる依頼人・緒方との恋物語も描かれていることについて、同じく秘書を演じた広瀬が「お姉ちゃんの女性の部分を見ちゃったみたいな瞬間が結構見ていて恥ずかしくなりました(笑)」とコメントすると、菜々緒は「私はもっと行けよ! って思ってました(笑)。ちょっと物足りない派でした」と姉妹のような掛け合い。秘書の元締め・萬を演じた江口も、「萬からすると、千代のロマンスはちょっとドキドキするんですよ。こんなことまでしちゃうの!? って(笑)」と続いた。

また、今作で悪役を演じた鶴瓶は、「なんで僕がこんな役をさせられないけないでしょうか……こんなええ人なのに……」と田村監督にチクリ。「撮影も大変でした。マイナス17度ですよ! マイナス17度。雪の中こけて、寒いのに何べんもやらしやがって!」と監督へのクレームを続けるも、「あれは鶴瓶さんがアドリブでこけたんじゃないですか!」と反撃されると「あれはほんまにこけたんや(笑)」と笑いを誘った。

寒い環境での撮影について、室井も「田村監督は北海道のご出身で、映画を撮るときは寒いところ、雪の中と決めていたんですって」と裏話を告白。それに対し、鶴瓶は監督への不満が冷めやらない様子で「なんで玉木さんだけコート着て、おれタキシードやで!」と声を大にすると、広瀬も「私、ウエディングドレスですよ!?」と乗っかり、さらに木村も「めちゃめちゃ寒かった……」と話すなど、仲の良さをうかがわせた。

そして、同イベントで主題歌が解禁となり、ドラマ版から引き続き、“8人目の秘書”miletが担当することが発表されると、木村は「miletさん、受け取ったよ~。めちゃめちゃかっこいい! 嬉しい! 」と喜びを表現。「試写のときに、この曲なんだと気になって、探したんです! 覚えて歌っちゃう!」と笑顔を見せた。

最後に、集まった同作のファンに向けて、木村は「とてもスカッとする内容になっています。気持ちよく観て、気持ちよくお帰りください!」と力強くメッセージを送っていた。