映画『キングダム2 遥かなる大地へ』(7月15日公開)の大ヒット御礼舞台挨拶が25日に都内で行われ、山崎賢人(※崎はたつさき)、清野菜名、岡山天音、真壁刀義、佐藤信介監督が登場した。

  • 真壁刀義

    真壁刀義

同作は原泰久による、人気コミックスの実写化作。中国の春秋戦国時代を舞台に、大将軍となる戦争孤児・信(山崎賢人)と、後の始皇帝となるエイ政(吉沢亮)が、ともに中華統一を目指す。2019年4月19日に第1作目が公開され、興行収入は57.3億円を突破、同年に公開された邦画実写作品でNo.1を獲得し、数々の映画賞にも選出された。

俳優として参加した真壁は「僕はプロレスラーなんですよ。プロレスラーなので、この作品に呼ばれた時にプロレスラーはダメだなと思われたくなかったんですよ。他のプロレスラーはダメかもしれないけど真壁刀義だけはダメじゃねえぜって、そこを見せたかったんですよ」と熱い思い。「最初に皆さんと顔を合わせたときにそうそうたる顔ぶれで、これちょっとやべえなって一種飲まれそうになったんですけど、ここで引いちゃいけないなと思って、どんどん自分出しましたね」と振り返る。さらに演技について聞かれると「俺の演技? 100パーだよね?」と客席に語りかけ、拍手に対し「センキュー!」と叫んでいた。

共演した清野については「運動神経いいに決まってんだろ! 坂道のシーンで駆け上がるシーンがあったんだよね。女の子じゃんか、離れてんだろうなと思ったら俺の真後ろにピッタリくっついて、全然息が切れてない。びっくりして『うわ、マジか』と思ったら、俺が先に息切れたからね」とエピソードも。「普通に抜かれちゃったから。みんな甘く見んなよ。この人ほんとすげえかんな」と客席にアピールする。

山崎演じる信が号令で走るシーンも「足が速すぎる」と話題になっているというが、真壁は「いい加減にしろよ、この野郎。俺たち、結構足腰きてんのよ。練習方法とか全然違うし、6m四方で戦ってるから6mの中なら誰にも負けねえよ。でも信、すげえよ。ぶわーって息切れてねえなってずっと見てたんだよ。追いつけねえじゃん」とキレながら称える。清野が「真壁さん、気づいたら1番後ろにいた」と暴露すると、真壁は「そういうこと言っちゃダメだよ!」とつっこんでいた。

そんな清野が「速すぎてちょっと待ってって叫びたくなりました」というくらい足が速かったという山崎だが、「僕としては『この世で1番足が速いんだぞ』と思って走ってた。みんながやめてくれよと言っていたのを、山崎としては申し訳ないと思いつつ、信としては関係ねえと思いつつ、行かないといけなかった」と当時の心境を吐露する。真壁が「マジな話で、ほんと速えのよ。文句言ってたのはマジだからね。カメラの位置とかもあるだろ、合わせろよと思ったの。1人でばっと行っちゃったからね」と感心すると、山崎は「本能で走ってた。本気で走っちゃったところから加速しないといけないので、『加速してやらあ!』と思ったら、本当に加速できて、限界突破できて、マインド次第なのかなって思いました。心、大事だなって。心強く生きてこうと思いました」と語っていた。