女優の南沙良が主演を務める映画『この子は邪悪』(9月1日公開)の本予告映像と本ビジュアルが8日に公開された。

映画『この子は邪悪』

映画『この子は邪悪』

同作はオリジナル作品の企画コンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM 2017」の準グランプリ作品の映画化作。心理療法室院長・窪司朗(玉木宏)の娘である花(南)はかつて一家で交通事故に遭い、司朗は足に後遺症が残り母(桜井ユキ)は植物状態、妹は顔に重度の火傷を負った。その事故で心に深い傷を抱えていた花のもとに、母の心神喪失の原因を探る高校生・四井純(大西流星)が訪れる。花は純と次第に心を通わせていくが、ある日突然、司朗が5年間の植物状態から目を覚ました母を連れて家に帰ってくる。司朗は「奇跡が起きた」と久しぶりの家族団らんを喜ぶが、花は「この人、お母さんじゃない」と違和感を覚える。

本予告は家族4人が不慮の事故に遭うシーンから始まる。心に傷を負った少女・窪花の前に幼馴染の少年・四井純が突然現れ、脚に障害が残った心理療法士の父・司朗が、植物状態から目を覚ました元気な母・繭子を連れて帰って来る。ところが、花は嬉しそうな家族の雰囲気に馴染めず「お母さんが帰ってきた時、何か違和感があったの」と純に打ち明ける。

純は繭子について「あの人、お母さんのふりをしているんじゃない?」と疑い、司朗に対しても「退行催眠について調べたんだ。洗脳みたいな事も出来るんじゃないの?」と話す。さらに、純は顔に火傷を負ったマスク姿の妹・月についても「事故の後、月ちゃんの顔をしっかりと見た事ある?」と尋ね、「調べたい事がある。これで5人目。もしかしたら全部繋がっているのかもしれない」と、2人で謎を解いていく様子が収められている。

主題歌はゲスの極み乙女が書き下ろした「悪夢のおまけ」に決定。ボーカル/ギターの川谷絵音は、「ゲスの極み乙女では『泣きながら踊る』をテーマに曲を書いてきましたが、今回は『壊れながら踊る』が根本にあります。それは映画を見ればわかります。『どちらも正しくないとしたら壊すしかなくなる』。歌詞の一節。新しい『ゲスの極み乙女』と『この子は邪悪』、期待してください」とコメントを寄せている。

(C)2022「この子は邪悪」製作委員会