アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した『ドライブ・マイ・カー』をＷＯＷＯＷで独占初放送！ 「アカデミー賞特集」も見逃すな 2022/07/08 12:00 – PR –

3月に催された第94回アカデミー賞授賞式。多数のノミネート作品のなかでも、濱口竜介監督がメガホンをとり、俳優・西島秀俊が主演を演じた『ドライブ・マイ・カー』は国際長編映画賞を受賞し大きな話題となった。

そんな傑作が、なんとＷＯＷＯＷにて独占初放送！ それだけでなく、見どころたっぷりな濱口竜介監督作品の放送・配信や「アカデミー賞特集」も用意されている。映画ファンなら要チェックなラインナップを紹介していこう。

『ドライブ・マイ・カー』

• (C)2021『ドライブ・マイ・カー』製作委員会 ※画像クリックで詳細へ

＜あらすじ＞

家福悠介（西島秀俊）は舞台俳優・演出家として成功し、充実した日々を送っていた。しかし、脚本家として彼を支えていた妻が、「話したいことがある」と言った矢先に急死。心に大きな喪失感を抱えた悠介は、これまでと一転して孤独な日々を送るようになった。

それから2年の歳月が流れ、悠介は広島で開催される国際演劇祭でチェーホフの名作舞台劇「ワーニャ伯父さん」の演出を手掛けることに。それを機に、寡黙な送迎ドライバーのみさき（三浦透子）と行動をするようになり、次第に心境に変化が生じていく。

＜見どころ＞

日本映画史上初めて、第74回カンヌ国際映画祭で脚本賞をはじめ4冠に輝き、アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞した本作は、人気作家・村上春樹の同名短編小説を映画化した作品。パク・ユリムやソニア・ユアンなどアジア各国からの多彩なキャストも出演している。

濱口監督が作り上げた斬新で重層的な世界観は圧巻。日本映画の歴史にも名を残すこととなった本作は、悩み、傷つき、迷っている現代人の背中を優しく包む一作だ。作品から、人間が持つ多面性や複雑な感情に触れ、自分の人生を見つめ直す機会も得てみてほしい。

＜関連番組＞

『「ドライブ・マイ・カー」と濱口竜介監督の世界』

もっと濱口作品の魅力に浸りたい……。そう感じた方におすすめなのが、濱口監督の演出術が深く知れるこの特集。その手から生み出される作品に込められた想いやこだわりを知ると、彼の作品をより深く楽しめるようになるだろう。

『寝ても覚めても』

• (C)2018 映画「寝ても覚めても」製作委員会/ COMME DES CINEMAS ※画像クリックで詳細へ

かつての恋人と生き写しの男性と出会い、再び恋に落ちるヒロインの複雑な心境を描いた本作は繊細さとスリルが感じられる斬新な作品。一人二役に初挑戦した東出昌大の熱演や、難しい役どころを演じ切った唐田えりかの好演にも注目だ。

『ハッピーアワー』

• (C)2015 神戸ワークショップシネマプロジェクト ※画像クリックで詳細へ

本作は上映時間が5時間を超える、異例の群像劇。濱口監督が演技のワークショップを開催した際に参加した、演技経験のない30代後半が等身大のヒロインを演じたことでも話題となった。家庭や仕事を通して次第に変わりゆく4人の女性たちの姿は、「生き直し」を考えるきっかけを授けてくれるだろう。

＋＋＋

ＷＯＷＯＷでは『ドライブ・マイ・カー』をはじめ、「第94回アカデミー賞受賞作特集」と題して受賞作品の放送・配信を行っていくとのこと。7月だけでなく8月も続くため、ぜひ自分にピッタリのタイミングで視聴してみてはいかがだろうか。

『００７／ノー・タイム・トゥ・ダイ』

• (c) 2022 Danjaq & MGM. 007 Gun Logo and related James Bond Trademarks, TM Danjaq. All Rights Reserved. ※画像クリックで詳細へ

＜あらすじ＞

ボンドは英国秘密情報部（MI6）の現役を退き、ジャマイカで静かな生活を楽しんでいた。しかし、平和な時間は束の間。CIAの旧友、フェリックス・ライターが助けを求めてやってきたため、誘拐された科学者を救出する任務を負うことに。しかし、任務は想像をはるかに超えるほど危険。やがて、ボンドは凶悪な最新技術を備えた“謎の黒幕”を追うこととなる。

＜見どころ＞

００７シリーズ第25作目である本作は、６代目の００７俳優、ダニエル・クレイグにとって最後のシリーズ主演作となった。第94回アカデミー賞で歌曲賞を受賞した史上最年少のシンガー、ビリー・アイリッシュの主題歌にも耳を傾けながら、スリル感あふれるアクションをたっぷりと楽しんでみてほしい。

『サマー・オブ・ソウル（あるいは、革命がテレビ放映されなかった時）』

• (C) 2021 20th Century Studios. All Rights Reserved. ※画像クリックで詳細へ

＜あらすじ＞

1969年6～8月、マウント・モリス公園で、6回にわたって入場無料の「ハーレム・カルチャラル・フェスティバル」が開催。このイベントでは、スティーヴィーワンダーやグラディス・ナイト＆ザ・ピップスなど、アフリカ系の人気アーティストたちがエネルギッシュなパフォーマンスを見せ、のべ30万人を動員するのに成功。しかし、その裏では市警が警備を拒んだり、ブラック・パンサー党が代わりを務めたりするなど、異例の事態が起きていた…。

＜見どころ＞

第94回アカデミー賞で長編ドキュメンタリー賞を受賞した本作は、1969年に開かれた「幻のライブ」の貴重映像にアーティストのインタビューを加えた、ドキュメンタリー作。音楽史に残る名アーティストたちのステージはもちろん必見だが、当時、差別されていたアフリカ系市民の実情にも注目。平和や人種差別について考える機会も授けてくれる深い一作だ。

『DUNE/デューン 砂の惑星』

• (C)2021 Legendary and Warner Bros. Ent. All Rights Reserved ※画像クリックで詳細へ

＜あらすじ＞

遠い未来。アトレイデス家は、宇宙帝国の皇帝の命令で「デューン」と呼ばれる砂の惑星アラキスに移住し、その地を統治することに。

だが、それは一家の宿敵であるハルコンネン家による罠。実はアラキスは、宇宙で最も価値がある「メランジ」という物質の産地であると同時に、砂の中には巨大生物「サンドワーム」がいる危険な星だったのだ。やがて、ハルコンネン家はメランジを奪おうとアトレイデス家に襲い掛かってきて……？

＜見どころ＞

第94回アカデミー賞で同年最多の６部門を受賞した本作は、フランク・ハーバートによるSF小説「デューン砂の惑星」を映画化した作品。

同作は、かつてデヴィッド・リンチ監督によって映画化されたが、この度、ドゥニ・ヴィルヌーヴ監督がメガホンをとり、再映画化。砂漠の惑星で起きる壮大なバトルを、迫力満点な描写で描き切った。
なお、続編は2023年秋に全米公開予定とのこと。日本での公開も、今から待ち遠しくなる。

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多くの人に愛される映画には、人の心を動かす力がある力がある。ぜひ、今回の特集を機に唯一無二な濱口作品やアカデミー賞受賞作の面白さを知り、触れる映画の幅を広げてみてほしい。

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