優れたデジタルコンテンツ等の制作者を表彰する「デジタル・コンテンツ・オブ・ジ・イヤー’21/第27回AMDアワード」の授賞式が14日、都内で行われ、『東京リベンジャーズ』が「AMD理事長賞」を受賞。実写映画で東京卍曾の副総長・ドラケンを演じた山田裕貴が登壇した。

  • 山田裕貴

「優秀賞」に選ばれた11タイトルの中から「AMD理事長賞」に選ばれた『東京リベンジャーズ』は、コミックスからテレビアニメ、実写映画へとメディアミックスさせていく中で大ヒットの輪を広げていった様は圧巻。原作マンガは累計5000万部を突破する爆発的ヒットとなると同時に、昨年公開の実写映画は実写による邦画の2021年トップの興行収入を叩き出した。実写及びアニメーションを同時期に展開し、両方ヒットするというのも稀有な例。「いま」を象徴する要素がすべて詰まったヒット作品として高く評価するとして受賞した。

山田は「この原作を生み出してくださった和久井健さん、そして、『東京リベンジャーズ』に関わったすべての皆様、本当におめでとうございます」と語り出し、「このご時世の中、撮影がとても大変でした。ここにいる岡田プロデューサーは撮影が止まりそうなときに、悔し涙を流しながら僕たちに言葉をかけてくれました。主演の北村匠海くんをはじめ、スタッフのみんなで、とても熱い気持ちで現場にいられたのは、みんなの思いだと思います」と振り返った。

そして、「ドラケンのセリフでもあるんですが、『下げる頭 持ってなくてもいい 人を想う“心”は持て』このセリフのように、みんながみんなを思う気持ちが作品をここまで持ち上げたんだなと思います」としみじみ。「こういった作品をたくさんこれからも、僕も俳優として、愛される人間として、前に進んでいけたらいいなと思います」と力を込め、「みんなに代わって今日は本当にありがとうございました」と感謝した。

なお、今年の「優秀賞」は、『東京リベンジャーズ』のほか、「いらすとや」、ウォーリー木下、『ウマ娘 プリティーダービー』、『最愛』、『THE FIRST TAKE』、『シン・エヴァンゲリオン劇場版』、「新宿東口の猫」、『東京リベンジャーズ』、『日本沈没ー希望のひとー』、歌姫 Belle(映画『竜とそばかすの姫』)、「放送番組のインターネット同時配信等に係る権利処理の円滑化に関する制度改正」が受賞。「大賞/総務大臣賞」は『最愛』に決定した。