映画『余命10年』(3月4日公開)のジャパンプレミアが24日に都内で行われ、小松菜奈、坂口健太郎、山田裕貴、奈緒、黒木華、原日出子、松重豊、藤井道人監督が登場した。

  • 左から藤井道人監督、原日出子、奈緒、坂口健太郎、小松菜奈、山田裕貴、黒木華、松重豊

    左から藤井道人監督、原日出子、奈緒、坂口健太郎、小松菜奈、山田裕貴、黒木華、松重豊

同作は小坂流加による人気小説の実写化作。数万人に1人という不治の病で余命が10年であることを知った20歳の茉莉(小松)は、生きることに執着しないよう、恋だけは決してしないと心に決めていた。しかし地元の同窓会で和人(坂口)と出会い、茉莉の10年は大きく動いていく。

1年の撮影を通して10年を描き、主演の小松は減量に挑むなど大変な作品だったというが、坂口は小松、山田、奈緒とのシーンについて「4人のシーンは楽しいシーンが多かったです。4人でごはん食べながらトランプしたりとか。点描がいくつかあったんですけど、そこでちゃんと時間の経過を感じるんですよね。いつの間にか2人がいい感じになってるとか。4人の撮影はにこにこ楽しく撮ってたって印象はありました」と振り返る。「ババ抜きをしたりとか、僕がトランプで負けまくるんですよ。絶対勝てない」と苦笑した。

小松は山田について「お花見のシーズンでは『桜も満開、俺も満開』と言ってました。タケル(山田の役)の存在って4人の中でも大きくて、常に笑わせてくれる。アドリブは大変だったと思ってたんですけど」と笑いながら感謝し、坂口も「裕貴くん、めちゃくちゃしゃべってるよね」と同意。山田は「台本の文字量よりアドリブの方がしゃべってたかもしれない」と周囲を笑わせる。

また、奈緒も「本当に楽しかったですね。定期的に撮っているので、本当に桜の時期に花見をするとか、夏に海に行くとか、友達と1年を通して行事ごとで集まって遊んでいるという感覚は自然と皆さんとの時間の中でできていた」と語った。さらにイベントでは「10年の間にやりたいこと」を発表するコーナーもあり、思い思いの回答をフリップで発表していた。