アイドルグループ・SixTONESが8日、都内で行われた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』公開記念スペシャル舞台挨拶にサプライズ登壇。日本語吹替版主題歌「Rosy」を映画館で初めて生パフォーマンスした。

  • SixTONES(左から田中樹、高地優吾、ジェシー、京本大我、松村北斗、森本慎太郎)

パフォーマンス後、メンバーは「緊張しました」と声をそろえ、田中は「映画を見に来られている方々の前で、しかも突然ということで、映画の世界を壊してしまわないかというのもあったので緊張しました」とコメント。マーベル作品の大ファンだという京本は「いまだに信じられない。僕たちも吹き替え版を見させてもらったんですけど、僕たちの楽曲が流れた瞬間に、これは現実なのかって戸惑ってしまうくらい本当にうれしかったです」と語った。

主題歌決定が発表された際に「自分も本物のスパイダーマンになりたいと思い、蜘蛛に噛まれたいと思っていた時期もあります!」とスパイダーマンが大好きだと語っていたジェシーは、「どうも、(ヒロインの)MJ役をやらせていただきましたジェシーです」と挨拶でふざけ、メンバーから「やってない!」と即ツッコミが。その後もジェシーは「トム・ホランドかっこいいですね。裏でも優しくて」などと話し、高地は「なりすましがすごいのよ」と笑っていた。

主題歌に抜てきされたときの心境を聞かれると、高地は「重圧に押しつぶされそうになりました。世界規模で有名な作品で、エンドロールでSixTONESが出るのかと思うとドキドキのほうが大きかったです」と振り返り、松村は「『スパイダーマン』の世界にお邪魔させていただくという気持ちで、尊敬の念がさらに強くなりました」と告白。続く森本は「右に同じです」と言い、松村から「略すな」とツッコまれると、「好きな映画に関われることは本当にうれしかった。エンドロールでSixTONESの文字が出たときはおー! となりました」と今度はしっかりと語った。

また、田中は「最高峰のプロの方々に歌を作っていただきました。おこがましいですけど、僕たちのパフォーマンスを見る機会があったときに、少しでも『スパイダーマン』の世界観を感じていただけたらと思って僕たちも全力でやらせていただきました」と本作に込めた思いを説明。高地が、振り付けにあるジャンプはスパイダーマンのジャンプを意識していることを明かすと、ジェシーは「これです」とその場で何回もジャンプを見せた。

最後にジェシーは「まさかこのタイミングで僕たちSixTONESが関わると思わなかったので光栄ですし、一人でも多く作品を愛していただけたらうれしいです。僕たちもスパイダーマンのように6人の糸が切れないように日本中、世界中、飛び回りたいと思います」と力を込め、「スパイダーマンとSixTONESの応援よろしくお願いします」と呼びかけた。

フォトセッションではスパイダーマンも登場し、バク転を華麗に決めるとメンバーは「おー!」「すごい!」「かっこいい!」と大興奮。高地は刺激されたようで「ジャニーズらしいことしないでください(笑)」と話し、メンバーが「ジャニーズより全然すごい」「スパイダーマンが先なのよ」とツッコミ。田中は「実は僕たちも会えたのうれしすぎて、さっきめちゃくちゃ写真を撮ってもらいました」と明かした。

7日に公開を迎えた『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』では、世界中にスパイダーマンであることが知られてしまったピーター・パーカー(トム・ホランド)が、人々からその記憶を消してほしいとドクター・ストレンジ(ベネディクト・カンバーバッチ)に依頼。ところが、ドクター・ストレンジが唱えた呪文によって、マルチバースの扉が開かれ、過去シリーズのヴィランたちが出現し、ピーターは「僕の責任だ。全員は救えない」という台詞の果てに、ある決断を下す。