2022年8月10日に公開された「スプラトゥーン3 Direct 2022.8.10」で、『スプラトゥーン3』の新情報が公開された。
配信では、ステージや新たなブキ、スペシャルウェポンなどの新情報を公開。ステージでは、前作スプラトゥーン2にもあった「海女美術大学」「チョウザメ造船」「ザトウマーケット」「スメーシーワールド」などに加え、「ナメロウ金属」「マサバ海峡大橋」「キンメダイ美術館」「マヒマヒリゾート&スパ」など計12を収録する。発売後のアップデートでも追加される予定だ。
過去に登場したメインウェポンの基本形のブキはすべて使用可能。弓のような「ストリンガー」のほか、新たなブキとして「ワイパー」が紹介された。「ワイパー」は振った遠心力でインクの刃を飛ばすブキ。力を溜めて振ることで、タメ斬りに変化する。
溜まったゲージを消費することで使えるスペシャルウェポンでは、新たに「エナジースタンド」「ホップソナー」「サメライド」の情報が公開された。
「エナジースタンド」はドリンク入りの冷蔵庫を出現させる技。ドリンクを飲むと一定時間動きが素早くなるなどの効果を得る。4本入りなのでチームメンバーも飲むことが可能だ。
「ホップソナー」は地面に突き刺して周囲にウェーブを発生させる技。相手をマーキングしたりダメージを与えたりする。ウェーブはジャンプして回避できる。
「サメライド」はサメ型の乗り物に乗って突進する技。止まると爆発して周囲にダメージを与える。
そのほかの新要素として、バトルの待ち時間のウォーミングアップに使える「試射場」、オンラインのフレンドをチェックできる「ブンシン」、最近のバトルを見返せる「メモリープレーヤー」、アイテムやステッカーを飾れる「ロッカールーム」、バトル開始時に表示されるネームプレートや勝利時エモートの「カスタマイズ」なども紹介された。
ゲーム内で遊べるミニゲームとして、カードバトル「ナワバトラー」の存在も明らかになった。150枚以上のカードからデッキを組んで、陣取り合戦をするゲームだ。
協力マルチプレイのアルバイト「サーモンラン」では、新種のオオモノシャケ「ナベブタ」と「テッキュウ」を紹介。さらに、バイト終了時に登場するオカシラシャケの一種「ヨコヅナ」の情報も公開された。
なお、今作では、サメ使いの後継者「フウカ」、ウツボ使いの一族「ウツホ」、そして古式舞踊の当主「マンタロー」の3人組「すりみ連合」が、「バンカラジオ」のパーソナリティとして、ナワバリバトルのステージ情報などのニュースを発信する。
さらに、『スプラトゥーン3』でも定期的に「フェス」が開催される。「フェス」とは、決着がつかない話題にバトルで決着をつけるイベント。今回は3つの回答があるお題が提示され、参加者をそれぞれのチームに分ける。フェス期間中はそれぞれのチームが対戦し、勝敗や投票率などで競い合う。
前作からの大きな変更点は、フェス後半戦に「2 vs 4 vs 2」の3色入り乱れての「トリカラバトル」が発生する点。中間発表で1位の勢力の4人に対し、2位と3位の勢力の2人ずつが逆転をかけてナワバリバトルが実施される。
守備側の4人チームはステージ中央から、攻撃側の2人ペアはステージの両端から、守備側のチームをはさみこむ形でスタート。攻撃側のチームは、中央に出現する「スーパーシグナル」を一定時間キープすることで、すりみ連合のメンバーに通信し、「マトイ」を送ってもらうことができる。「マトイ」は、周囲にインクを吐き出してナワバリを広げてくれる効果があるという。
また、9月9日の発売に先駆けて、8月28日の9時~21時に『スプラトゥーン3』を体験できる「前夜祭」が開催されることが決定した。体験できるのは、全プレイヤーが3つの勢力に分かれてバトルする「フェスマッチ」。提示された3つのお題のいずれかに投票し、同じ勢力の仲間4人でチームを組んで相手陣と対戦する。
前夜祭のお題は「いちばん強いのはどれ? グー vs パー vs チョキ」。前半の6時間は、同じ勢力の仲間4人でチームを組んで、相手勢力と「ナワバリバトル」で対戦し、後半の6時間では、3チームが1度にバトルをする「トリカラバトル」が発生することがあるという。フェスマッチは、1人でも参加できるほか、同じ勢力に投票したフレンドとグループを作って遊ぶこともできる。
『スプラトゥーン3 前夜祭』は、8月10日から無料予約を開始予定。8月18日以降、順次ダウンロードが開始され、8月25日以降ソフトを起動して、チュートリアルやフェス勢力の投票ができるようになる。