著者 長谷川友哉(はせがわゆうや)ビットバンク マーケットアナリスト

英大学院修了後、金融機関出身者からなるベンチャーでFinTech業界と仮想通貨市場のアナリストとして従事。2019年よりビットバンク株式会社にてマーケットアナリスト。国内主要金融メディアへのコメント提供、海外メディアへの寄稿実績多数。

13日のビットコイン(BTC)は急反落。8月の米国の消費者物価指数(CPI)上昇ペース鈍化を見込み、米連邦準備制度理事会(FRB)がタカ派的な姿勢を緩め始めるとの観測から市場では楽観ムードが広がっていたが、結果はヘッドラインとコア指数共に市場予想を上回るサプライズとなった。BTC相場は米消費者物価指数(CPI)発表を前に320万円台に乗せるも、発表直後に急反落に転じ安値を模索する展開。FF金利先物市場では来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で100ベーシスポイント(bp)利上げの予想が台頭した。一方、BTC相場は、足元、対ドル20,000ドル水準となる288万円周辺で下げ止まり、終値で節目の水準は死守した。

第1図:前日のBTC対円(左、1分足)と直近3カ月のBTC対円(右、日足)チャート 出所:bitbank.ccより作成

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