高級キーボード「REALFORCE」シリーズを展開する東プレが、「REALFORCE」シリーズの第3世代モデル「R3キーボード」を発表しました。
2001年に初代モデルが登場したREALFORCEキーボードですが、20年目の第3世代モデルで初めて待望のワイヤレス接続をサポート。“フェザータッチ”と呼ばれる独自の柔らかい打ち心地と深いストロークはそのままに、ケーブルから解き放たれ、最大4台のBluetoothデバイスを切り替えて使えるようになりました。
REALFORCE R3シリーズとして登場したのは20機種。このうち、ワイヤレスとUSB両接続に両対応したハイブリッドモデルは16機種です。今回はハイブリッドモデル・テンキーレスタイプ(型番R3HC21。キー荷重45g、静音モデル)の実機を写真で見ていきましょう。
11/1より、新製品の第3世代、 #R3キーボード 発売。 pic.twitter.com/ZqUZfqblpw
— REALFORCE(リアルフォース)【公式】 (@TOPRE_REALFORCE) October 25, 2021
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REALFORCEのR3キーボード。テンキーレスモデルだが箱はかなり大きい
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開封したところ。キーボード本体とUSBケーブル、取り扱い説明書が同梱されている。発売日は11月1日、販売価格帯は23,980円~34,980円で、ハイブリッドモデル・テンキーレスタイプ(型番R3HC21。キー荷重45g、静音モデル)の直販価格は34,540円
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ハイブリッドモデルのUSBケーブルは着脱式
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キーボード側のUSBインタフェースはUSB 2.0 Type-C
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本体前面。テンキーレスモデルは91キー日本語配列で、本体サイズはW379×D163×30mm、重さは1.3kg
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本体背面。滑り止めは6カ所についており、前世代の「R2キーボード」から2つ増えている。1.3kgという重さもあって、机の上で普通に押したくらいでは動かない。タイピング中にずれることはまずないだろう
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本体は標準で傾斜がついたデザインかつ、段差を設けたステップスカルプチャー構造を採用。より傾斜の角度を高くするスタンドも備えている
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左側面と右側面。上がスタンドを立てた状態、下がスタンドを閉じた状態だ
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本体の上側。USBポートのみが配置されている
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本体の下側。特にインタフェースはない
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上面の左上にはおなじみのREALFORCEロゴが配置されている
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キーピッチは実測1.9mm。ストロークは4.0mmだが、アクチュエーションポイントを設定できる「APC機能」により、0.8mm、1.5mm、2.2mm、3.0mmの4段階で入力点を設定できる
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最下段にあるスペースキーの左側の配列
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スペースキーの右側の配列。東プレによると、スペースキーの長さは社内で取ったアンケートも参考に、ホームポジションで指が不自然にならないような長さにしたとのこと
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右上には電源ボタン兼設定切り替えボタンを搭載。長押しで電源ボタンとして使え、また短く押すことで本体に保存したキーマップ設定を切り替えられる。インジケーターは、最大4台まで切り替えられるBluetoothデバイスのどこに接続しているか、設定の切り替えがどちらになっているかを表示
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ハイブリッドモデルの電源は単3形乾電池2本。USBケーブルでつないだ場合はバスパワーで駆動する
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半角/全角キーの右にある数字キーの1、2、3、4に、Bluetoothの接続キーが割り当てられている。Fnキーと同時に押すことで、Bluetoothデバイスの接続・切り替えが可能
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カーソルキーはFnキーとの組み合わせで音量などを調節できる
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サイズ感の参考に手を置いたところ。キースイッチは、REALFORCEキーボードで採用されている静電容量無接点方式で、物理的な接点をもたないため柔らかく軽いキー入力が可能だ。もちろん今回のR3キーボードも、スッと軽い力で沈み込むキータッチを楽しめる。なおBluetoothでつないでいても、短時間の試用では有線と比べ遅延を感じる場面はなかった
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ちなみに接続はWindowsの設定にある「Bluetoothとデバイス」から、通常の手順で行える。REALFORCEのワイヤレス化は待っていたユーザーも多いと思われるが、接続しているBluetoothデバイスの欄に「REALFORCE」の名前が並んでいるのは新鮮な体験だ