ソースネクストが、CD-Rなどのライティングソフトの最新版「B’s Recorder GOLD 21」を発売した。CDやDVD、ブルーレイを焼くライティング機能に加え、劣化が進んでいるディスクの状態を診断し、劣化により読み込みが困難になったディスクから強制的にデータをコピーする機能を搭載したのが特徴。CD-Rなど記録型ディスクの寿命や劣化で正常に読めなくなる報告が増えていることを受け、データの喪失を防ぐ機能を搭載してニーズに応える。
価格は11,000円。すでに販売中。
昨今、VHSなどのビデオテープはビデオデッキの生産や修理が終了したことで、再生する機器がなく録画したビデオテープの映像が見られなくなる「2025年問題」を耳にすることが増えた。
かたや、CD-RやDVD-Rも耐用年数が存在する。特に、市販の「プレスCD」とは異なり、化学変化でデータを記録するCD-RやDVD-Rなどの記録型ディスクは耐用年数が10年~30年とも言われている。保存環境やディスクの品質によっては、数年でデータが読めなくなることもある。
-
CD-RやDVD-Rはさまざまな原因で劣化が進み、いつまでも正常に読めるわけではない
そこで、B’s Recorder GOLD 21は新たに劣化が進むディスクからデータを救う「修復バックアップ」機能を搭載した。エラーの有無などからディスクの劣化の状態が分かるツールを備え、劣化の危険があるかをチェックできるようにした。データが壊れて一部のデータが正常に読み込みできない場合でも、読めるデータを強制的パソコンに保存できる。写真や動画は、本来一部のデータが破損すると表示できなくなるが、修復バックアップ機能を使うとデータの無事な部分を再現できるようになる。
-
画像の強制コピー機能では、ダメになった部分を含めて正常な部分を読み出してくれる
一般的なライティング機能やDVDビデオの作成機能、Web動画の録画機能など、劣化ディスク関連以外の機能も搭載する。