新世代Ryzenに、待望の最上位「Ryzen 9」

AMDの新世代CPU「Ryzen 9000」シリーズに、上位モデルが登場。先行して「Ryzen 7 9700X」と「Ryzen 5 9600X」が発売されていたが、ついに最上位の「Ryzen 9 9950X」「同 9900X」が投入され、これで第1弾の4モデルが揃った。価格は、16コア/170Wの9950Xが120,000円前後、12コア/120Wの9900Xが89,000円前後となる。

  • 今週の秋葉原情報 - 新世代Ryzen待望の最上位「9950X」が発売、ROGブランドの32インチ有機ELも

    AMDの「Ryzen 9 9950X」「同 9900X」。CPUクーラーは付属しない

製品 C/T クロック TDP 価格
Ryzen 9 9950X 16/32 4.3/5.7GHz 170W 120000円前後
Ryzen 9 9900X 12/24 4.4/5.6GHz 120W 89000円前後

Ryzen 9000シリーズは、新アーキテクチャ「Zen 5」を採用したCPUだ。ソケットは従来と同じAM5を採用。新チップセット「X870E」「X870」を搭載するマザーボードはまだ発売されていないが、既存のSocket AM5マザーボードが利用できる。気になる性能については、いつものように大原氏のベンチマーク記事を参考にして欲しい。

【ベンチマーク記事】
Ryzen 9 9950X & Ryzen 9 9900Xを試す – Ryzen 9000シリーズ全モデルでZen 5を改めて詳細評価
https://news.mynavi.jp/article/20240814-3005341/

4070 Ti SuperのWINDFORCEに”MAX”モデル

GIGABYTEの「GV-N407TSWF3MAX OC-16GD」は、トリプルファンクーラーを搭載するGeForce RTX 4070 Ti Superグラフィックスカード。WINDFORCEシリーズの「MAX」モデルで、従来モデルに比べるとカード厚が5.5mm増し、コアクロックが高速化された。吊り下げ式のサポートブラケットも付属する。価格は150,000円前後。

  • GIGABYTEの「GV-N407TSWF3MAX OC-16GD」。冷却を強化し、カード厚は55.5mmに

  • メタルバックプレートのデザインも変わった。デュアルBIOSを搭載している

価格を抑えたハイエンド向けCPUクーラー

be quiet!の「Dark Rock 5」は、ハイエンド向けのCPUクーラー。上位モデル「Dark Rock Pro 5」がツインタワーだったのに対し、新モデルはシングルタワーとなるが、6本のヒートパイプを搭載し、210WのTDPに対応する。ヒートシンクは黒いセラミックコーティングを施し、放熱性を高めた。価格は13,000円前後。

  • be quiet!の「Dark Rock 5」。静音ファン「Silent Wings 4」を搭載する

  • 6本のヒートパイプを搭載。シングルタワーながら、冷却性能は210Wと高い

端子の改良で使いやすくなった連結ファン

Thermaltakeの「CT EX ARGB Sync」は、磁石で簡単に連結できるARGBファン。端子のサイズが2倍大きくなり、取り付けやすくなったという。製品は3個セット。直径(12/14cm)×カラー(ブラック、ホワイト、ブルー、グリーン)の組み合わせで、8種類をラインナップする。価格は、12cmが9,500円前後、14cmが10,000円前後だ。

  • Thermaltakeの「CT EX ARGB Sync」。トリプルファンをケーブル1本で接続できる

  • 磁石でガチャッと簡単に連結可能。グリーンやブルーなど、カラバリも豊富だ