ゲームをプレイしているときなど、送信されたテキストチャットを音声で聞きたいときは、Discordに音声読み上げbotを設定しておくと便利です。音声を読み上げるbotはいくつもありますが、今回は日本語読み上げbot「shovel」の設定方法を紹介します。

「bot」とは、Discordに機能を追加できるもので、世界中の開発者がさまざまな種類のbotを提供しています。使いたいbotはそれぞれの配布サイトから追加します。サーバーにbotを追加できるのは、サーバー管理のロールを持っている人だけです。botはチャット欄に専用のコマンドを打って呼び出すと動作します。

日本語読み上げbot「shovel」を設定する

「shovel」は日本語を読み上げるbotで、アカウントごとに異なる音声で読み上げます。shovelを設定するには、PCで配布サイトから追加。現在、blue、red、greenの3つが提供されており、1つのサーバーに複数のshovelを設定できますが、今回は基本であるblueを例にして説明します。

複数のテキストチャンネルでshovelを使いたいときは、redやgreenを同様の手順で追加できます。使い方説明サイトにリンクが設置されていますので、必要に応じて追加してみてください。

  • 「shovel」の配布サイトにアクセスします。ブラウザでDiscordにログインしていない場合はログインします

  • 追加するサーバーを選択し、「はい」をクリックします

  • 「認証」をクリックします。続いて認証画面が表示されるのでチェックを付けます

  • shovel(blue)が追加されました。「ユーザー設定」をクリックします

  • 「テキストと画像」で「埋め込みとリンクのプレビュー」がオンになっていることを確認します

  • botが不要になったときは、サーバー設定の「連携サービス」から「shovel」をクリックし、「連携を削除」をクリックします

日本語読み上げbot「shovel」を設定する

shovelを起動するには、テキストチャンネルでコマンドを入力し、音声を発信するボイスチャンネルに入室し、さらにテキストチャンネルでコマンドを入力します。すると、それ以降のテキストチャットが音声で再生されます。音声はテキストのみで、画像や絵文字については目視が必要です。また、コマンドはスマホのアプリからも入力でき、サーバー管理者以外も起動ができます。読み上げを中止したいときは、コマンドで中止するか、ボイスチャンネルから全員が退出します。

  • shovel(blue)を起動します。コマンド(!sh s)を入力します

  • コマンドが入力されると、botが応答します。音声を再生するボイスチャンネルに移動します

  • ボイスチャンネルに入室しました。先ほどのテキストチャンネルに戻ります

  • もう一度コマンドを入力します。ボイスチャンネルにbotが入室します。これで、読み上げの準備ができました

  • ほかのユーザーのテキストチャットがボイスチャンネルで音声で読み上げられました。自分のテキストチャットも読み上げられます

  • 読み上げを終了するときは、終了のコマンド(!sh e)を入力するか、ボイスチャンネルから退出します

  • 複数のテキストチャンネルでshovelを使いたいときは、redやgreenを同様の手順で追加できます