ヤマハは、独Steinbergと共同開発したUSBオーディオインターフェース「UR12」のカラーバリエーションとして、「UR12 Black&Copper Model」を追加し、販売を開始した。価格は12,100円。同モデルにマイクなどの周辺機器を同梱した「UR12 Podcast Starter Pack」も発表。こちらは2022年7月下旬に発売予定で、価格は27,500円。
「UR12 Black&Copper Model」は、ブラックの筐体と銅色のフロントパネルを採用した、USBオーディオインターフェース「UR12」のカラーバリエーション。「UR12」は、フロント入力部にディスクリートマイクプリアンプ「D-Pre」を搭載したマイク入力用 XLR端子と、ギター/ベース入力用フォーン端子(Hi-Z専用)を各1基装備する24bit/192kHz対応のエントリーモデル。リアの出力部はRCA端子を採用している。
インターネット経由の配信時に便利な「ループバック機能」を装備。本体の入力端子に入力されているオーディオ信号(マイク、ギターなど)と、コンピューター内で使用中のソフトウェアから再生されているオーディオ信号を本体内で2チャンネルにミックスし、コンピューターを通じてインターネットへの配信が行える。
Mac/Windows対応のDAW「Cubase AI」ダウンロード版が付属しているので、購入すれば、すぐに24bit/192kHzの音楽制作環境を構築できる。さらにiPadにも対応。Steinbergの「Cubasis(別売)」などのiPad対応音楽制作アプリとの組み合わせが可能だ(Padとの接続には、 「Apple iPad Camera Connection Kit」または「Lightning – USB カメラアダプタ」、外部電源として、USB電源アダプターまたはバッテリーパックが必要となる)。
2022年7月下旬に発売予定の「UR12 Podcast Starter Pack」は、「UR12 Black&Copper Model」にコンデンサーマイクおよび三脚のマイクスタンド、マイクホルダー、ポップガード、マイクケーブルなどを同梱したセットモデル。製品名が示す通り、ポッドキャスター向けのセットになっており、オーディオ編集ソフトウェア「WaveLab Cast」のダウンロード版も付属する。
動作条件は以下の通り(iPadは、iOS 10以降で動作するが、対応モデルについては不明)。
- Mac:macOS 10.13以上、Intel Core iシリーズ マルチコアプロセッサ 2GHz以上またはApple M1(Rosetta 2で稼働)、4GB以上のメモリ、100MB以上以上のディスク空き容量、USB2.0/3.0コネクター、解像度1,280×800以上のディスプレイ、インターネット環境(ユーザー登録、同梱ソフトウェアのダウンロード等で必要)
- Windows: Windows 7(64bit)以上、Intel Core iシリーズ マルチコアプロセッサ 2GHz以上または同等のAMDプロセッサ、4GB以上のメモリ、100MB以上以上のディスク空き容量、USB2.0/3.0コネクター、解像度1,280×800以上のディスプレイ、インターネット環境(ユーザー登録、同梱ソフトウェアのダウンロード等で必要)