タイガー魔法瓶は8月21日、独自の“ハイブリッド抽出”を採用したコーヒーメーカー「HYBRID BREW」(ADF-A060)を発表した。10月1日に発売する。価格はオープンで、直販価格は33,000円。カラーはオニキスブラック。
コーヒー粉にお湯を通して成分を抽出する「透過式(ドリップ式)」と、コーヒー粉をお湯に浸けて甘みやコクなどを引き出す「浸漬式(サイフォン式やフレンチプレスなど)」を1台に集約したコーヒーメーカー。
手動では難しい「浸し時間」「湯量(吐出量)」「温度」の調整を自動で行い、豆本来の風味や個性を活かした味わいを引き出すという。抽出メニューは3種類を用意し、Rich(ホット/ハイブリッド抽出)、Strong(ホット/ドリップ抽出)、Iced(アイス/ハイブリッド抽出)を選択可能。抽出後30分はヒーターによる保温もできる。
本体はフィルターとガラスサーバー部分に透明のデザインを採用し、コーヒーを作る過程の全てを視覚的に楽しめる。本体サイズは15.0×34.4×35.2mm、重さは2.9kg。満水容量は0.84L。お手入れが必要なアイテムはフィルターやガラスサーバー、水タンクなど6点で、フィルターとガラスサーバーは食器洗い乾燥機にも対応する。
タイガー魔法瓶では、コーヒーメーカー市場における平均単価が2019年~2023年度で上昇していることを背景に“美味しいコーヒーを自宅で楽しみたい”というニーズがあるとし、コーヒーの味や香りが変化する「抽出方法」に着目。「プロの手をかけて得られる味わいを手軽に楽しめる」「その日の気分でコーヒーの香りや味わいを変えられる」「コーヒーメーカーを毎日負担なく使う」という3つの希望を叶える製品として、「HYBRID BREW」を開発したとコメントしている。