2023年4月16日、韓国・ソウルで開催されているタクティカルFPSゲーム『VALORANT』の国際リーグ「VALORANT Champions Tour 2023 Pacific League」(以下、VCT Pacific)にて、「ZETA DIVISION」(以下、ZETA)と「DetonatioN FocusMe」(以下、DFM)の試合が行われました。日本代表チーム同士の対戦です。
「VCT Pacific」では、東南アジア・韓国・日本・南アジアから出場した10チームが、6月に日本で行われる国際大会「Mastars Tokyo」への出場権をかけて戦います。現在は8週にわたる総当たり戦の「リーグプレイ」を開催中。上位6チームが次のステージである「プレイオフ」に進出します。
記事では、「ZETA」対「DFM」の試合模様と、「ZETA」crow選手、Laz選手、「DFM」takej選手への試合直後のインタビューをお届けします。
重要な1勝とプライドをかけて戦った「ZETA」vs「DFM」
「ZETA」と「DFM」の日本2チームが激突したのは、リーグプレイの折り返し地点となるWeek4。Week3終了時点で、「ZETA」は2勝1敗の暫定6位、「DFM」は0勝3敗の暫定9位でした。残り試合が少なくなっていくなか、ここで勝ち星をあげておきたい両チームにとって、非常に重要な試合です。
この試合では、「DFM」のロースターに変更があり、xnfri選手に代わって今リーグで初出場となるSeoldam選手が出場。Seoldam選手の登場が、どのように影響するかも見どころとなりました。
1マップ目は、「ZETA」がピックしたアセント。ファーストラウンドでのcrow選手の見事な1vs3クラッチから、「ZETA」が止まらぬ勢いを見せ、前半10-2と大幅なリードで折り返しを迎えます。後半では、セカンドバイを成功させた「DFM」が流れをつかみ、ラッシュによる素早い攻めで7ラウンドを連取。しかし、前半の差を取り戻すことはできず、「ZETA」が13-9で1マップ目を勝利しました。
2マップ目は、「DFM」がピックしたヘイヴン。前半、「ZETA」が攻めで一気に6ラウンドを連取するスタートを切ります。「DFM」はSeoldam選手のジェットによるアグレッシブな立ち回りが刺さる場面もありましたが、「ZETA」のリードは変わらず、9-3での折り返しを迎えました。後半は、「DFM」のラッシュでの攻めに「ZETA」が対応を見せ、13-5で「ZETA」が勝利。これによりマップカウント2-0で、「ZETA」が日本チーム対決を制しました。
■試合結果
ZETA [2-0] DFM
1マップ:13-9(アセント)
2マップ:13-5(ヘイヴン)