映画『真夜中乙女戦争』(1月21日公開)の公開記念舞台挨拶が22日に都内で行われ、永瀬廉、池田エライザ、柄本佑、二宮健監督が登場した。
作家・Fによる初の小説の実写化作。上京し東京で一人暮らしを始めた大学生の“私”(永瀬)は、「かくれんぼサークル」で出会った冷酷で凛々しく聡明な“先輩”(池田エライザ)に惹かれつつも鬱屈とした日々を過ごしていたが、人の心を一瞬で掌握してしまう不思議な男“黒服”(柄本佑)と出会ったことで状況は一変。廃墟に作った映画館で映画を見ては他愛のない悪戯を繰り返す2人だったが、ささやかだった叛逆は徐々に過激さを増していき、全ての退屈を破壊する“真夜中乙女戦争=東京破壊計画”に着手する。
池田は手の先まで覆われ上品な質感ながら、脇腹をチラ見せするセクシーなドレスで登場。作中では歌唱シーンもあったが「最初の脚本では“先輩”がクラブで踊ると書いてあったんだけど、時代に合わせて“先輩”も変わっていく中で、“先輩”のセンチメンタルなところを見せるならば歌なんじゃないかなというようなことに」と明かす。
ダンスシーンがなくなったことを聞かされると「やったあ」と喜んでいたそうで、池田は「『踊りだけは勘弁してくれ』という思いはありました。“先輩”にはけっこう強がりな部分があるので、言えなかった言葉を歌の中では言っているような描写で、すごく大切なシーンになっていると思います」とアピールした。
また、今年やりたいことを聞かれると池田は「真夜中キャンプ計画」と掲げ、「年始は山ごもりをして過ごしたんです。電動チャリで山を駆け上って、山の頂上で動物の爪痕をみるという穏やかな生活を何日か過ごさせてもらったんですけど、それが本当に楽しくて」と振り返る。「朝日と共に起きるとか、暗くなったら寝るとか、動物たちを見るとか、そういうことをするにはキャンプがいいな、キャンプしたいなと思いました」と語った。