映画『早乙女カナコの場合は』の公開記念舞台挨拶が15日に都内で行われ、橋本愛、中川大志、山田杏奈、臼田あさ美、矢崎仁司監督が出席。本作で本田麻衣子役を演じた山田は、デコルテや腕を露出させた白いドレス姿で登壇した。

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山田杏奈「きらびやかな場所で緊張しました」

同作は、柚木麻子氏の小説『早稲女、女、男』を、『三月のライオン』(92)、『ストロベリーショートケイクス』(06)などで知られる矢崎監督が実写映画化。男勝りで過剰な自意識ゆえに素直に甘えることができず、誰よりも純粋で不器用な主人公・早乙女カナコ(橋本)と、演劇サークルの先輩・長津田啓士(中川大志)の10年にわたる恋愛模様を中心に、彼女たちと周囲の人々が右往左往しながらも各々が自分を見つめ直していくストーリーを描く。

第48回日本アカデミー賞で新人俳優賞、優秀助演女優賞を受賞し、前日の14日、東京・品川のグランドプリンスホテル新高輪で行われた授賞式に出席していた山田。この日、MCが受賞を祝福すると、会場は拍手とともに「おめでとう!」の声に包まれた。授賞式の感想を聞かれると、山田は「きらびやかな場所で緊張しました(笑)」と照れながら、「映画に出るっていいなーとすごく感じた幸せな1日でした」と心境を伝えた。

『早乙女カナコの場合は』で演じたのは、地味だった高校時代を経て大学デビューし、思いを寄せる長津田と同じ演劇サークルに入る麻衣子。「麻衣子を好きになるような、爽快な女性」と受けとめたようで、「そこがすごく良かったです」とアピールした。

その後、映画の内容に沿って、「これからチャレンジしたいこと」をテーマにキャスト4名が発表。山田はフリップに「日記」と書き、「何度もトライしては断念してる。最高は2カ月くらい続いた。途中で書いてることに恥ずかしくなってくる」と告白していた。