パレタイズロボットという渋いロボットについて、今回の記事では、思うところを綴っていきたいと思います。数あるロボットの種類の中でも、そこまで、目立つ印象はありません。
パレタイズというのは、「パレットに載せる」という意味の英語です。パレットというのは、商品などを積んでおく台です。これにものを載せる行為が、パレタイズなのです。
「そんなのは、人がやればいいのでは？」と思う人もいるかもしれません。「ただ載せるだけでしょう」と。しかし、そんなことは全くありません。パレタイズは非常に重要な工程です。これを適当にやると、事業の収益を直接的に減じてしまうこともあります。
というのも、パレタイズにおいては正確性が重要です。限られたスペースに荷を積むのですから、できるだけ無駄がないようにしなければなりません。面積を無駄にすると、それだけ出荷できる商品が減ってしまいます。
さらにスピードも重要です。製造現場でできあがった商品をスムーズに、次から次へとパレタイズしていく必要があります。人間の作業では限界があります。もし商品が重かったらどうでしょうか？人間にとっては大きな負担になります。
見過ごされがちですが、作業員の健康維持はとても重要です。体調を崩してしまうと、欠員につながり、まともに製造ラインが機能しないかもしれません。事故に対する保障という意味でも、事業にとっては負担です。
その点、パレタイズロボットがあれば、そのような怪我や事故のリスクを抑えながら、一定のアウトプットをさばくことが可能になります。さらに、一定の量や速度が確保できるので、収益の計算も楽になります。
工場においては、このように先が予測できることが、とても重要です。できるだけ不測の事態や道の要因は排除しながら、安定性を確保したいものです。今回は、そんな安定の立役者になるパレタイズロボットをご紹介しました。
