今年7月26日から8月11日まで、フランスのパリにて開催されるオリンピック・パリ大会。現代では、はるばる飛行機に乗ってパリまで出かけていかなくても、オンラインで海外で行われている競技を観戦できるようになりました。
世界中で話題になっているオンラインカジノでもpinnacle vipコードを使ってゲームをプレイするだけでなく、スポーツベットができるサイトも増えてきていると言われています。今回のオリンピックでも、オンラインで観戦するのを楽しみにしている方も多いのではないでしょうか。残念ながら今大会では、ソフトボールや野球などのスポーツが公式種目から外れてしまいましたが、その代わりに新しく加えられたものもたくさんあります。その中でも注目を集めているのが『ブレイキン』です。ここではブレイキンについて、ご紹介していきたいと思います。
ブレイキンとは?
ブレイキン、と呼ばれていますが、実は『ブレイキング・ダンス』の略、つまりブレイクダンスのことなのです。DJが流す音楽に乗せて身体のあらゆるところを使って、回ったり、跳ねたりとアクロバティックな動きを取り入れた、ヒップホップカルチャーを象徴するダンスでもあります。
ブレイキンには様々な動きがありますが、大きく分けてTOPROCK、FOOTWORK、POWER MOVE、FREEZEといった4つの構成からなっています。そして、この4つの中にもたくさんの動きがあり、ダンサー自身が独自の良さを生かした動き等を取り入れていきます。また、音楽はDJが選曲するため、選手は事前に知ることができません。流れる音楽に合わせて即興でダンスを作り上げていくという創造性も、ブレイキンの魅力のひとつなのです。
歴史
ブレイキンは、1970年代に、アメリカのニューヨーク・ブロンクス地区に住んでいたアフリカ系およびラテン系米国人によって生み出されたと言われています。この地区を中心に当時活躍していたDJ Kool Herc(クール・ハーク)は、自分がプレイしている楽曲がブレイクに差し掛かるとダンスフロアの一部の若者たちがいつもよりもダイナミックなダンスを踊ることに気がつきました。彼らのダンスを見たDJ Kool Hercは、『メリーゴーランド』と呼ばれるテクニックで、同じレコード2枚を同時にプレイするようになりました。同じレコード2枚をミックスすれば、ブレイクを延ばして、ダンサーたちが踊れる時間を長くすることができたからです。このDJとフロアの連動によってブレイキンのダンススタイルが確立されました。
ストリートから世界へ
こうしたアメリカの小さな地区で生まれたブレイキンは、若者を通じてやがて世界中へと広がっていきました。ギャング同士のバトルとして踊られたという要素は、『バトル』という競技要素のひとつとして残り、1対1から2対2のなどのソロ(1人で踊ること)を中心として戦うカテゴリーや、チームバトルなど大人数でルーティーン(合わせ技やチームとしての空気感やチーム力)をして戦うなど様々なカテゴリーがあります。勝敗は、ジャッジによる採点式で決められており、一般的にはトリビュームシステム(The Trivium Value System)と呼ばれる、『ボディ(技術)』『ソウル(表現)』『マインド(独創性)』の3つの評価基準をもとにポイントがつけられます。