ゲームライターが「ライズ」でモンハンデビューしてみた結果…|ゲームレビュー2021

by bgame

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Engadgetでは年末年始にかけて、おすすめのガジェットやサービスを紹介するベストバイ2021企画を展開しています。以降から、2021年に反響の多かった堀江くらはさんのレビュー記事を再掲してお届けします。

3月26日に発売されたモンスターハンターシリーズ最新作「モンスターハンターライズ」。発売前から注目され、多くの話題を生んでいた本作。発売後も1か月で全世界600万本を突破し、人気のほどが伺えます。

と、言ったものの筆者は恥ずかしながら「モンスターハンター」シリーズをこれまでプレイしたことがありませんでした……。ライターとしてそれはヤバいと思っていた矢先、本作はシリーズ未経験の方でも遊び易くなっているということなので思い切ってプレイすることに。

ということで本稿では初心者目線のインプレッションをお届けします。まだ、モンハンシリーズをプレイしたことのない人の参考にしていただければ幸いです。

モンスターハンターライズ(Amazon)

■細かくできるキャラメイク

まず最初にキャラメイクからスタート。本作は輪郭や髪型は勿論、ボイスも設定できることに驚きました。簡易設定も可能でしたが、気合いをいれてキャラメイク。とりあえずで金髪ショート女子という筆者の趣味丸出しのキャラを作っていきます。

また、「オトモガルク」&「オトモアイルー」の姿もここで設定ができました。オトモガルクはかっこよく、オトモアイルーはタヌキ風にしてみます。

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どのゲームでも、気付くと作っている金髪ショート
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オトモガルクは元がかっこいいのでほぼデフォルト
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オトモアイルーはタヌキっぽく

■主人公よりオトモの方が強い序盤……

キャラメイクが終わったらいよいよ本作の舞台となる「カムラの里」へ。オープニングムービーから本作の特徴である和風の世界観や、賑やかな里の様子が伝わってきます。

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ムービーのグラフィックも美麗です

さて、チュートリアルをこなし、ストーリーにあたる里クエストの受付嬢「ヒノエ」や、里長の「フゲン」、師匠の「ウツシ教官」といった里に住む人々と出会いつつ、訓練で基本操作を何となく把握。更に★1の里クエストで小型モンスターを倒したり、アイテムを採集しながらモンスターとの戦闘や、後述する翔蟲でのアクションを覚えます。

マップを探索していると辺りに生息している環境生物からバフをえられることも。猟具生物や罠型生物もいるそうなので、今後のプレイで覚えていきたいポイントです。

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ステータスを強化してくれる環境生物ですが、目くらましのように機能するものも
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オトモガルクに乗っての移動は快適

と、チュートリアルを進めていくものの、本作は覚えることが多く基本操作を叩き込むだけでも一苦労。適切なタイミングで武器を構えたり、アイテムを使用するだけでも大変でした。何分筆者のモンハンの知識は狩ったモンスターからアイテムを剥ぎ取れることと、「上手に焼けましたー」くらいしかなかったので……。

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何個も肉を焦がし、上手に焼くのが難しいことを知りました……

それでも、チュートリアルは親切ですし、細かい部分は把握してなくても進めます。なにより戦闘中にオトモが敵を攻撃してくれるので、小型モンスターの群れに対しても臆することなく挑めます。そのお陰で初心者らしいガチャプレイでも十分に狩りを楽しめました(というか、オトモが勝手に群れを撃退していることも……。オトモだけでも大丈夫じゃないか……?)。

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操作がおぼつかいないので、オトモがめちゃくちゃ強く感じます

■大型モンスターの一撃は重い!

里クエストをいくつかクリアすると緊急ミッションが発生、大型モンスターを狩ることに。モンハンといえば大型モンスターというイメージがあったのでテンションが上がります。

緊張の初の大型モンスター戦は、とにかくボタン連打でがむしゃらに武器を振って、体力がなくなったら走って逃げ、回復薬を飲んでを繰り返し、2回倒れながらもなんとか討伐するというお粗末な内容でしたがなんとか討伐。かなりの達成感がありました。

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初めて訪れるマップや、初遭遇のモンスターに挑む前には渋いナレーションの演出が入ります。独特の雰囲気が何とも言えなくて好きです(笑)

その後も、★2クエストで何種類かの大型モンスターと戦うことになりましたが、とにかく一撃が重い! ちょっと攻撃を食らうだけで体力が半分以上持っていかれることも。そのため、大型モンスター戦では防御と回避を中心に立ちまわることに。スタミナ管理に気を付けながら、回避から隙を攻撃することで安定してダメージを稼ぐことができました。

また、筆者のプレイしてきたアクションRPGでは「大型の敵=敵の足元で戦闘することが有効」というものが多かったのですが、本作のモンスターは頭が弱点のものが多く、できるだけ真正面に立って戦った方が効率がいいようです。敵の弱点や有効な武器は重要なので、ハンターノートを見て学んでいきたいですね。

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序盤にも関わらず大型モンスターは強敵。一撃の重さに驚きました

■翔蟲アクションが楽しい!

大型モンスターの戦闘で楽しかったのが、本作の新要素であり目玉の「翔蟲(かけりむし)」をしようした攻撃「鉄蟲糸技(てっちゅうしぎ)」と、モンスターに乗れる「操竜(そうりゅう)」です。

「鉄蟲糸技」は武器によって異なる必殺技みたいなもので、ゲージがあれば大型モンスターにとりあえず叩き込んでしまいます。範囲攻撃や自己強化など様々なものが存在しますが、筆者の現在のお気に入りは、広範囲を攻撃できる=操作ミスで後ろを向いてしまっても外し辛い片手剣の鉄蟲糸技「風車」です。

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後ろを向いてしまっても外し辛い片手剣の鉄蟲糸技「風車」

「操竜」は鉄蟲糸技などで大型モンスターを操竜待機状態にすることで、モンスターを乗り回せる新要素。乗ったモンスターを操って移動や攻撃ができる他、「突進離脱」で壁にぶつけてダメージを与えることもできます。

また、大型モンスター同士が縄張り争いを繰り広げた結果、一方のモンスターが操竜待機状態になることも。棚ぼたですが操竜して、狩りを有利に進めたいです。

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モンスターを操れる操竜は狩りを楽にしてくれます

他にも、フィールドで使用できる壁走りや、ジャンプアクションである「疾翔(はやがけ)」といった移動アクションも便利。これらのアクションは過去作に無かったとのことで、既存プレイヤーのQOLは本作で爆上がりしたのでしょう……。

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翔蟲のアクションは画面下部のゲージを使用。ゲージは自動で回復するのでどんどん使用していきましょう

■お気に入りの武器を発見!

さて、★2里クエストをいくつかクリアし、操作に慣れてきたので色々な武器を触ってみることに。本作には先ほど触れた片手剣の他に、ランスや双剣、ボウガンなど14種類の武器が存在します。

とりあえず一通り武器を触ってみて気に入ったのが「ガンランス」。ランスなのに何故か砲撃ができ、しかもガードまで可能なので安定して敵の攻撃に対処できます。切れ味を回復できる鉄蟲糸技も魅力的。なによりランスを地面に叩きつけるように行うリロードモーションがかっこいい! そして動きが遅くなるので取り回しが悪い! と、ロマンが詰まった高火力武器です。

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ガンランス、とにかくかっこいい武器です

本作はモンスターから素材を入手し、それで武器を強化するのですが、筆者は安定して動ける片手剣とフェイバリット武器であるガンランスの2種を強化していくことに。この2つの武器のコンボや立ち回りを覚えながら狩りの腕をあげていきたいですね。

■オンラインでは強者が助けてくれる

さて、本作にはオンラインで遊べる「集会所クエスト」も存在。最大4人でオンラインプレイを楽しむことができます。

筆者も友人を誘って集会所クエストに挑んだのですが、里クエストで強敵だったモンスターを、経験者である友人たちがあっという間に撃破……。これが玄人ハンターかと驚きました。また、要請出すことで野良プレイヤーからの支援も貰うことができます。こちらもかなりの猛者が支援してくれるので、あっという間にモンスターが討伐されていきます(笑)

友人曰く、集会所を進めていけば、上位クエストも解放されるとのこと。筆者もゆっくり、上位のクエストを目指したいですね。

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あっという間にモンスターを狩っていく玄人ハンター

■成長を感じられる!

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余談ですが戦闘前に食べるとバフを得られる「うさ団子」なるものも存在。食べる時のムービーが可愛らしくてgoodです

さて、まだ僅かな時間しか本作をプレイしていませんが、シリーズ初心者の筆者でも充分楽しめています。覚えることは多いですが、操作自体はシンプルですし、目的も明確なので、迷うことなく遊ぶことができます。また、モンスターに対する立ち回りや武器の扱いなど学ぶことも多く、常に成長を感じながらプレイすることができます。

筆者はまだ序盤の序盤、今後は里クエストを進めることで「百竜夜行」に関するストーリーが展開されるはず……そちらを期待しています。また、やはり本作の醍醐味はオンラインマルチだと思うので、狩りの腕を上げて様々な人との狩りを楽しみたいですね!

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